8月前半、#スペイン食文化研究所 ではアストゥリアスがテーマでした。アストゥリアスといえば大きなふっくら白インゲン豆を煮たファバダが有名な料理ですが、今回はチーズのお話もいくつか上がりました。アストゥリアスはチーズ王国ということでチーズMAPを作ってみました。アストゥリアスへ行かれる予定のある方は、ぜひ訪れる町の近くのチーズを探してみてもらえたら嬉しいです。
アストゥリアスのチーズ
アストゥリアスはスペイン屈指の酪農の国です。公式(アストゥリアス観光局)によると現在アストゥリアス州内で作られているチーズは50種類を超えるとのこと。
そのうち65%は牛乳のみ使用したもの、20%が山羊・羊乳を足したもの、そして残り15%が山羊または羊乳を主体としたものとなります。
各生産地でチーズ観光を推奨しています。洞窟で熟成される上質な青カビチーズのカブラレス、ふたつのローラーを合わせてカードを擦り合わせて作るカシンなどが見どころです。
アストゥリアスのチーズMAP
DOP(原産地呼称)は実は4つ(2021年8月時点)。
スペインで最も有名なブルーチーズ、カブラレス、もう一つの洞窟熟成青カビチーズ、ガモネウ、型押しが美しいカシン、あっさりが沁みるアフエガル・ピトゥ。
地図では、ブルーを青に、その他は黄色にしてあります。詳細にWikiリンクあり。
アストゥリアスの主要チーズ一覧(27種)
DOPは4種類、また、*マークは手作りのみ(その他は手作り+工場生産)
- DOP Cabrales カブラレス
- Carriles カリレス*
- Beyos ベジョス*
- DOP Gamonéu ガモネウ*
- Buelles ブエジェス*
- Ciercos シエルコス*
- Peñamellera ペニャメジェラ
- Porrua ポルア*
- Cabra de Porrua カブラ・デ・ポルア*
- Ahumáu de Pría アウマウ・デ・プリア
- Cuevas del mar クエバス・デル・マル
- Vidiagu ビディアグ*
- Caxigón カシゴン*
- DOP Afuega’l Pitu アフエガル・ピトゥ*
- DOP Casín カシン*
- Fuente フエンテ*
- La Peral ラ・ペラル
- Ovín オビン*
- Urbiés ウルビエス*
- Valé バレ*
- Abredo アブレド*
- Taramunde タラムンデ*
- Bota ボタ*
- Xinestosu シネストス*
- Oscos オスコス
- Valdesano バルデサノ
- Valle’l Narcea バジェル・ナルセア*
各チーズを調べて随時追記していきます。
アストゥリアスのチーズ色々どこで買える?
アストゥリアス内のスーパーや市場などで手に入りますが、おすすめなのはレストランの「Tierra Astur(ティエラ・アストゥール)」アストゥリアスのチーズが色々、詰め合わせもあります。
食事して、ついでにお土産を買えるバッチリのお店です。
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