スペインのクリスマス最終日1月6日に食べるロスコン・デ・レジェス。隠されたフェーブが当たると王様になる楽しいパン菓子です。日本で手に入る材料で美味しくできるレシピをご紹介します。
2021年材料・作り方改定しました!
ロスコン・デ・レジェスの材料
材料:直径30cm 2台分
A:予備発酵種 ー全て混ぜて暖かい所に2時間ほど置いておくか、1時間常温で出しておいてその後冷蔵庫で一晩寝かせる
強力粉・・90g
ぬるい牛乳・・50g
ドライイースト・・小さじ1
B:生地
強力粉・・340g
牛乳・・120g
温めて下記を1時間くらい浸けてから除く
(シナモンスティック1本
オレンジとレモンの皮1/4個分ずつ)
ラム酒・・20g
アニス酒・・15g
卵・・2個
オレンジの皮・・すりおろし1個分
砂糖・・80g
ドライイースト・・5g
塩・・4g
バター・・70g 常温
〜飾り用〜
砂糖・・・適宜
アーモンドスライス・・・適宜
オレンジの砂糖煮
ドレンチェリーなど
ロスコン・デ・レジェスの作り方
所要時間: 4時間 and 30分
作り方:
- バター以外のAとBを全て混ぜる
- 生地をこねる
強力粉少々を振った台に生地を出し、すり潰すようになじませていきます。
最初はベタつきますが、ゴムベラなどですくいながら台に繰り返し叩きつけていきます。
丸くまとめられるくらいになったら、バターをちぎりながら加えてこねていきます。
もうダメだ、というくらいベトベトになりますが、諦めずに手の平で擦るようにこねていくと・・10分ほどで生地のベタつきがなくなり、まとまって艶が出てきます。もう5分ほど頑張って、生地が柔らかく伸びるようになったらOK。 - 油を塗ったボウルにまとめて入れてラップをし、2時間発酵させます。
生地の温度が23度くらいを保てると発酵しやすいので、暖かい所に置いて倍くらいに膨らむまで。
- 成形する
生地をボウルから出し端から押さえてガスを抜き、一度丸くボール状にします。
真ん中に穴を開け、穴を広げるようにリング状に整えていきます。
形が決まったら、乾燥しないようにラップで覆うか清潔なふきんで覆って1時間30分発酵させます。室温に応じて、だいたい倍量に膨らめばOK。 - 飾りつける
生地を破らないように溶き卵を満遍なく塗り、砂糖、アーモンドスライス、オレンジなどで飾っていきます。
- 焼き上げる
オーブンの大きさにもよりますが、180度程度で25分、焦げてきたらアルミホイルを被せばだいじょうぶ。焼きあがったら網に乗せて熱をとります。
- 仕上げ(なくてもよし)
熱が完全に取れたら平行に切り、生クリーム、カスタードクリーム、チョコレートクリームなど好きなクリームを絞って挟みます。
その際にフェーブを隠し入れておきます。
切り分けて食べるときにフェーブが当たった人が王様です!
ロスコン・デ・レジェスの色々な形
三つ編みを丸くしたスタイルは、大好きなガリシアのパン屋さんスタイルを真似てみました。
リング型でなく「おひとりさま」スタイルも可愛いです。
手作りのロスコン・デ・レジェスはそのままでも、もちろんクリームありでも十分美味しいです。砂糖はがっつりかかってますが、生地自体はそんなに甘くなく、オレンジの風味が爽やかな味わいです。1月6日じゃなくてもいつでも食べたい!
ロスコン・デ・レジェスの歴史
まとめ
本場スペインで作られるロスコン・デ・レジェスは、中に挟むクリームや上に載せる飾りの違いはあれど、必ず生地に「オレンジフラワーウォーター」を入れます。日本では簡単にその辺では売っていないので省きましたが、もし手に入る方はラム酒15gの代わりに入れてください。
独特の本場のロスコンの味わいと香りになりますよ〜!
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