スペインのクリスマス最終日1月6日に食べるロスコン・デ・レジェス。隠されたフェーブが当たると王様になる楽しいパン菓子です。日本で手に入る材料で美味しくできるレシピをご紹介します。
2025年材料・作り方改定しました!
ロスコン・デ・レジェスの材料
材料:直径約30cm 2台分
A.発酵種
中力粉・・75g
ぬるく温めた牛乳・・50g
ドライイースト・・3g
混ぜて2時間発酵または冷蔵庫で一晩
B.生地
オレンジの皮・・1個分
砂糖・・40g
卵・・2個
アニス酒・・30g
ホエイ(水でも)・・60g
発酵種・・上記
強力粉・・300g
バター・・50g
塩・・ひとつまみ
〜飾り用〜
砂糖・・・適宜
アーモンドスライス・・・適宜
オレンジの砂糖煮
ドレンチェリーなど
ロスコン・デ・レジェスの作り方
所要時間: 4時間 と 30分
作り方:
- バター以外のAとBを全て混ぜる
- 生地をこねる
強力粉少々を振った台に生地を出し、すり潰すようになじませていきます。
最初はベタつきますが、ゴムベラなどですくいながら台に繰り返し叩きつけていきます。
丸くまとめられるくらいになったら、バターをちぎりながら加えてこねていきます。
もうダメだ、というくらいベトベトになりますが、諦めずに手の平で擦るようにこねていくと・・10分ほどで生地のベタつきがなくなり、まとまって艶が出てきます。もう5分ほど頑張って、生地が柔らかく伸びるようになったらOK。
または、ホームベーカリーがある方は、こねのみメニューで15分、その後バターを入れて20分でツヤっと柔らかい生地が簡単にできます。(最近そうしちゃってま〜す!) - 油を塗ったボウルにまとめて入れてラップをし、2時間発酵させます。
生地の温度が23度くらいを保てると発酵しやすいので、暖かい所に置いて倍くらいに膨らむまで。
- 成形する
生地をボウルから出し端から押さえてガスを抜き、一度丸くボール状にします。
真ん中に穴を開け、穴を広げるようにリング状に整えていきます。
形が決まったら、乾燥しないようにラップで覆うか清潔なふきんで覆って1時間30分発酵させます。室温に応じて、だいたい倍量に膨らめばOK。 - 飾りつける
生地を破らないように溶き卵を満遍なく塗り、砂糖、アーモンドスライス、オレンジなどで飾っていきます。
- 焼き上げる
オーブンの大きさにもよりますが、170度程度で15分〜18分、こんがり焼き目が付いたらOK。焼きあがったら網に乗せて熱をとります。
- 仕上げ(なくてもよし)
熱が完全に取れたら平行に切り、生クリーム、カスタードクリーム、チョコレートクリームなど好きなクリームを絞って挟みます。
その際にフェーブを隠し入れておきます。
切り分けて食べるときにフェーブが当たった人が王様です!
ロスコン・デ・レジェスの色々な形
三つ編みを丸くしたスタイルは、大好きなガリシアのパン屋さんスタイルを真似てみました。


リング型でなく「おひとりさま」スタイルも可愛いです。



手作りのロスコン・デ・レジェスはそのままでも十分美味しいです。

砂糖はがっつりかかってますが、生地自体はそんなに甘くなく、オレンジの風味が爽やかな味わいです。1月6日じゃなくてもいつでも食べたい!
ロスコン・デ・レジェスの歴史
まとめ

本場スペインで作られるロスコン・デ・レジェスは、中に挟むクリームや上に載せる飾りの違いはあれど、必ず生地に「オレンジフラワーウォーター」を入れます。
日本では簡単にその辺では売っていないので省きましたが、もし手に入る方はラム酒15gの代わりに入れてください。
独特の本場のロスコンの味わいと香りになります。
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