まるでミルキー!スペイン・ガリシア地方の巨大甘いパン、ラルペイラ



こんにちは!ぐりすぺです。最近もっぱらFacebookの「スペイン食・文化研究所」で活動しております。今日はスペイン北西部ガリシア地方の巨大な甘いパンをご紹介します。

ガリシア地方の甘系パン「ラルペイラ」

ガリシア語でLarpeira(ラルペイラ)は甘いもの、の意味。そのままです。思えばバスク地方でも同様にバスク語で甘いものを意味するGoxua(ゴシュア)の名前がそのままついたスイーツがあります。
スペイン語で甘いものはDulce(ドゥルセ)、これはスイーツ・甘味全般を指し特定のスイーツはないので、比較するとガリシア語、バスク語のシンプルさを感じます(勝手に)。

さて、ガリシア地方のパン屋さんに行って、「ラルペイラください」と聞くと、出てくるのはこんなタイプです。

サンティアゴ・デ・コンポステラの人気店「Pan da Moa」のラルペイラ

ふわっとしたブリオッシュのような生地(卵とバターが入ってます)にカスタードクリームを格子状に絞り出して砂糖をじゃりっと盛り付けて焼いたパン。サイズはピザLサイズと同等、重量はもっとあります。

ガリシア地方では「1人で食事をする」ということは念頭にないのでしょうか・・。なんでもでかい!

さて、人気のあるカスタードクリームタイプはLarpeira de crema(カスタードクリームラルペイラ)なんて呼ばれたりして、もう一つ、実はLarpeiraには de nata(生クリームラルペイラ)なるものがあります。

今回は、ある意味「じゃない方」の生クリームラルペイラを作ってみました。

生クリームラルペイラはミルキーの味

先ほど紹介したカスタードクリームのラルペイラとは全く見た目の違う、しかし巨大なふわふわパンがベースで甘い!ということは一緒です。

この生クリームラルペイラは、穴を開けて焼き上げたブリオッシュタイプのパンに、砂糖と合わせて煮詰めた生クリームをたっぷり染み込ませたところにお砂糖をかけて作ります。

生クリームラルペイラの断面その1
生クリームラルペイラの断面その2

煮詰めた生クリームがじわっと染みた部分は、パン生地も柔らかく溶けてそれ自体がクリームのようになり口に広がります。

生クリームラルペイラの作り方

<パン生地>

  • 強力粉・・560g
  • 上白糖・・100g
  • 牛乳・・250ml(常温)
  • ドライイースト・・10g
  • 全卵・・1個(溶いておく)
  • バター・・80g(常温)
  • 塩・・5g

<クリーム>

  • 生クリーム・・200ml
  • 上白糖・・大さじ4杯
生クリームと砂糖を極弱火で1時間に詰めたもの、その味はミルキー

今回パン生地は全材料をホームベーカリーに入れて一次発酵まで行いました。

一次発酵終わって少し休ませてから広げたもの

この日の気温は15度ほど、日のあたる暖かい場所で2次発酵させ倍量に膨らみました。

ツルツルふわっ

発酵が終わったふわふわの生地に、容赦無く指で穴を開けていきます。

クリームが染みる部分が多いように次回はもっとたくさん穴を開けます

170度で40分焼いたものがこちら。このまま食べてもほんのり甘くて美味しいのですが・・

容赦なくクリームをかけていきます。染みるまで待つのですがなかなか表面綺麗に焼けたところには染みていきません。穴もっと開けるのが次回の課題です。

しみしみ〜

これでもか!と甘い粉糖を振りかけます。泣かない(溶けない)粉糖じゃないとすぐにクリームで溶けるのでもう粉糖が飽和状態になるまでかける必要があります。よってより甘くなります。

この後すぐ粉糖消えた

すごく甘そうですが、、、

実際には表面と、クリームが染みた穴の部分だけが甘くて、あとは比較的あっさりしたふわふわパンなので、甘すぎず食べられます。

半分は友人との食事会に持っていきましたが、半分を1人で平らげるのに1週間かかりました。

生クリームを煮詰めた、まるでミルキーなクリームがパン生地にじゅわっと染みた、どこか懐かしい味がするパンです。ガリシア地方では昭和世代では誕生日にこのラルペイラを食べるという習慣もあったそうで、やはり「懐かしい〜!」味の様子。

ガリシア地方のパン屋さんで見つけたら、ぜひそのじゅわっ甘い懐かしい味を楽しんでください。

\\ みんなにシェアしてね//

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です