スペインのほうれん草の生産量は日本の1/4程度(6万トン/年)ではありますが、各地で良く食べられる野菜の一つです。
40%以上の生産地はエブロ川沿岸に集中しています。
ほうれん草を使うスペイン料理で有名なのは、ひよこ豆との煮込みや、オムレツに入れたりするレシピがありますが、今回は「スペイン風」というレシピがあったので作ってみました。
このレシピは、Cocina castellana(カスティージャ料理)という本で掲載されていたものです。
ほうれん草のスペイン風の作り方
- ほうれん草1束は大きめにザクっとカットして塩ひとつまみ入れた湯で8分茹で、軽く水を切っておく
- フライパンにオリーブオイル大さじ4を熱し、ニンニク4かけを丸のまま炒める
- ニンニクに火が入ったら火を止め、ピメントンを大さじ1入れて良く混ぜ、ほうれん草を入れて塩を振り、和える。
- ゆで卵を飾って出来上がり
くったり柔らく煮えたほうれん草に、オリーブオイルとピメントンのこくがまったり。
丸のままのニンニクをフォークの背で潰し、卵と和えて食べるのがとてつもなく美味しいです。
ほうれん草が瑞々しくてしつこさがないので、合わせるなら少し樽がきいたリオハの白か、あとはフィノも美味しそう。
使ったピメントンはガリシア地方ポンテベドラのピメントン・ドゥルセです。
ピメントンはスパイスコーナーのパプリカパウダーでも代用可能ですが、香りの強いスペイン産のものがおすすめです。
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