美味しいものが好きな人がブルゴスで一日過ごすなら、観光プラン

ブルゴスの市場


大好きなスペイン料理店のチームがスペインへ研修に、そのうちの一日をブルゴスで過ごすとのこと。

半端なく美味しいものを知っていて、もっと美味しいものを知りたいという好奇心の塊のチームですから、限られた時間でブルゴスの良いところをぜひ見てほしい〜!と調べものをしたので、せっかくなのでシェアします。

ブルゴスってどこ?

そもそも、ブルゴスがどこにあるかご存知でしょうか、ここです。

マドリードから北にバスや電車で2時間半の位置にあります。

ブルゴスへのおすすめの行き方

ずばり、バスです。その心は・・

  • 本数が多い
  • 深夜・早朝も走ってる
  • バスの駅はブルゴス市内にある(電車の駅は市内まで遠い)

バスはマドリード国際空港T4から、またはメトロ駅「Avenida de América」(アベニーダ・デ・アメリカ)直結のバスターミナルから出ています。

金額は時間帯によって多少違いがあるものの、20ユーロ前後です。
予約はALSAホームページで。英語もOK

バスがどうしても苦手な方はマドリードのChamartin駅からAlvia(高速鉄道)があります。Alviaは一日4本、始発は8時、最終は19時15分です。
こちらも20ユーロ程度。
RENFEホームページは日本語でチケット購入可能です。

到着するブルゴスの電車の駅は市街から4㎞の何もないところにありますのでお気をつけて(市街への周回バスは出ています)

ブルゴスで朝食

ブルゴスといえば、一番の見どころは街の中心にある大聖堂。スペイン三大と呼ばれ、800年前に300年の月日をかけて完成した、聖母マリアに捧げたゴシック様式の巨大な教会です。

ブルゴスの大聖堂は、スペインのレコンキスタ(カトリックによるイベリア半島再征服活動)の英雄として知られるエル・シドの墓所ともなっています。

そんな大聖堂を目の前に見放題のバル「Viva la Pepa」(ビバ・ラ・ペパ)が朝食におすすめ。


住所:Plaza del Rey San Fernando, 09003 Burgos, España (MAP

朝7時30分~営業、基本のDesayuno(朝食)メニューはこちら

下記飲み物と軽食セットで2.3ユーロ

飲み物
カフェ、コラカオ、ハーブティ、水
軽食
トースト(バゲットまたは食パン)バターとジャム or トマトとオリーブオイル、クロワッサン、ナポリターナ(クリーム入りデニッシュ)、ビスコッチョ(スポンジケーキ)、ヨーグルト+シリアル、ボカディートス(ミニサンドイッチ)

そのほかにもしっかり系メニューがアラカルトで注文もできます。
Viva la Pepaの朝食メニューはこちらをクリック

ブルゴスの市場とそこで買うべき3点

美味しい物好きにとってはどの街でも行かずには去れない場所、それは市場です。ブルゴスには3軒の市場がありますが、中心地にあるMercado Norte(メルカード・ノルテ)がおすすめ。
カテドラルから歩いて5分ほど、朝8時30分から開いています。

詳しくは「ブルゴスの市場 Mercado Norte OR Municipal Market」にて

ブルゴスの市場で買うべき3点とは・・

  • Torta de Burgos(トルタ・デ・ブルゴス)
  • Queso de Burgos(ケソ・デ・ブルゴス)
  • Morcilla de Burgos(モルシージャ・デ・ブルゴス)

しつこいほどに「デ・ブルゴス(ブルゴスの)」とついた、ブルゴスならではの名産品は、ブルゴスに訪れたら絶対に食べたいもの3つでもあります。

トルタ・デ・ブルゴス

子羊を焼く前の石窯で、丸めたパンの生地に油を塗って(焼き目がよりわかるように)温度をはかるために焼いていたのが始まりと言われる、丸く平たいパンが現在ではブルゴスで愛されるポピュラーなパン、トルタ・デ・ブルゴスです。

ピザLサイズ程度の大きさで1ユーロ前後、お願いすればカットもしてくれるので、かじりながら街を散策するのもあり。

オリーブオイルをたっぷり塗って焼かれるので表面はカリカリで香ばしく、中はもっちりぎゅーぎゅーです。

ケソ・デ・ブルゴス

スペインで最も有名な羊乳のフレッシュチーズです。なぜブルゴスのフレッシュチーズが美味しいか、それはその立地にあります。
ブルゴスは羊の畜産で有名なスペイン中央部カスティージャ・イ・レオン北部に位置し、標高は900m、スペイン一寒い街としても知られています。

年間を通じて低い気温が保たれる環境から、チーズを熟成させなくともフレッシュのまま保存でき楽しめる、寒いブルゴスだからこそ発展した食品です。

現在ではフレッシュチーズの代名詞ともなっているケソ・デ・ブルゴスはスペイン全土のスーパーなどでも買うことができますが、安価な牛乳を主体としたものがほとんど。

ブルゴスの市場では、羊乳100%のものをぜひ探してみてください。トルタ・デ・ブルゴスにはさんで、蜂蜜や塩をかけて食べたら最高です。

モルシージャ・デ・ブルゴス

スペイン全土にモルシージャ(豚の血液を使用した腸詰)はありますが、ブルゴスのモルシージャはお米がぎゅーっと詰まっているのが特徴。そしてほぼスパイス類は使わないので、玉ねぎの甘味、血液のコクをまとったお米はチャーハンのような食べやすさ。
違う州にいくと、お米は入っていなかったり、スパイスが強かったり、全く別物になります。
同じ州内、ブルゴスのお隣アランダ・デ・ドゥエロでは見た目はほぼ一緒のお米がぎっしり詰まったタイプですが、スパイスが多めで甘めと、少しの距離でも違いがでます。

ブータン・ノワール好きは試してほしい、血液の腸詰としては全く別物、楽しいと思います。

とはいえ、これは上記のようにカットしてオイルで揚げ焼きにして食べるので、市場で買ってかじりながら街を歩くわけにはいかないのでお気をつけを、民泊等でキッチンがある方なら焼くのは簡単なので、ぜひ。

大聖堂、展望台(城跡)はぜひ行ってください

ブルゴスの見どころは何といっても大聖堂、外からも圧倒される美しさですが、中も美しいです。入場料は7ユーロ、価値あります。

大聖堂裏手から歩いて(登って)も行ける、ブルゴス城跡の展望台からはブルゴスの旧市街、遠くに広がるカスティージャの大地がすがすがしく一望できます。こちらは無料、ブルゴスの重ため料理を食べる前に運動のつもりでぜひ。

ブルゴス 

ブルゴス伝統の手作りボタス(ワインの携帯袋)工房は必訪

スペインのワイン産地に行くと見かけるBotas(ボタス)は羊の皮を利用したワイン携帯用の袋。現在でもお祭りでは銘々でワインを入れたボタスを首からかけ飲むという文化も残っています。

お土産屋さんでも手に入りますが簡易的な大量生産品であることが多いです。

ブルゴスの旧市街から少し歩いた場所に、1870年から続く手作りボタス工房があります。

昔ながらの製法(羊の皮を松の樹液でコーティングした側を内側にし縫い合わせる)で作る本物のボタスが購入でき、また店内と繋がった工房では職人さんが一つ一つ仕上げていく様子を見学することもできます。

Botas de vino Domingo las tres D.D.D
住所:Calle San Cosme, 15, 09002 Burgos(Map

1000年前に建設された修道院前でオジャ・ポドリーダの昼食

スペイン語が分かる人には衝撃の名前、Olla Podrida(オジャ・ポドリーダ 腐った鍋)はブルゴス名物の豆と肉製品の煮込み料理です。

中世から食べられていた古い歴史がある料理で、元の名は「Olla Poderida」(オジャ・ポデリーダ)、意味は「力鍋」といずれにしても普通ではない名前ですが、昔は権力のある人々しか食べることができなかったこと、または食べるとパワーが出たことから呼ばれた鍋料理が、時がたつにつれ「e」の音がなくなり、現在の名前に落ち着いたという説と、いや、実際に具の形がなくなるまでとろとろと煮たその見た目から、熟れ過ぎた果物に見立て皮肉にその名をつけた、という説もあるとかないとか。

衝撃の名前ですが、スペイン各地に存在する「Cocido(コシード)」煮込み料理の中では「コシードのプリンセス」との異名をとるオジャ・ポドリーダは、フランスへも伝わり、”豆・肉・野菜のオーケストラのような味わい”としてフランス語でメドレーを意味する「ポプリ」として呼ばれスペインに再上陸し、しばらくおしゃれな「ポプリ」とも呼ばれていたとか。

ブルゴスから東に約15㎞のイベアス・デ・ファロス村原産の赤インゲン豆と、玉ねぎ、にんじん、ピーマンなどの野菜を鍋でことこと柔らかくなるまで数時間煮込み、そこにモルシージャ、チョリソー、別鍋で茹でた豚の耳、唇、あばら肉の塩漬けなどを入れて更に煮込みます。
パン粉を加えて焼いた卵焼きを加えて煮込み、くたくたになったら、具(豚系とオムレツ)を外して豆のみを食べ、その後に具を食べます。

そんな腐った鍋で有名なのが、ブルゴスから東に10㎞ほど行った小さな村カストリージョ・デル・バルにあるレストラン、Restaurante Mesón El Cántaro(レストランテ・メソン・エル・カンタロ)

なんと西暦899年(1100年以上前!)に建設が始まった古い長い歴史を持ち、かつ現存するMonasterio de San Pedro de Cardeña(サン・ペドロ・デ・カルデニャ修道院)の目の前にあるレストランです。
昼食後には修道院を見学することおすすめします。

オープンして100年、100種類以上のメニューが楽しめるカフェ

ブルゴス旧市街には多くのカフェ、バルが軒を並べていますが、その中でもカフェやハーブティを楽しみたいならここがおすすめです。

Cafe España(カフェ・エスパーニャ)
住所:Calle de Lain Calvo, 12(MAP

1921年創業、アンティークな店内では100種類以上のドリンクメニューが楽しめます。
お勧めはアルコール入りのカフェ、食後に最適です。

デリカテッセンでグルメなお土産を買う

ブルゴスの旧市街に、1912年創業のCasa Ojeda(カーサ・オヘダ)というレストランがあります。名物は石窯で焼くブルゴス名産の子羊。
このレストランも昼食におすすめ、なのですがこのレストランが経営するグルメショップがレストラン裏手にあります。

Delicatessen Ojeda デリカテッセン・オヘダ
住所:Calle Vitoria, 5, 09004 Burgos(MAP

モルシージャ・デ・ブルゴスをはじめとしたブルゴス産の肉製品、チーズ、手作りのブルゴススイーツ、ワイン、リキュールなどが並んでいます。お土産屋さんというより、街の人たちが贈り物にする商品たちのイメージ。

大聖堂のそばにもグルメショップがありますが、よりお土産感が強い(地元産でも大量生産系)ので、絶対的にこちらのオヘダがおすすめです。

ブルゴスでとりあえず行くべきバル3軒

19時ごろから、タパスをメインとするバルが開店しはじめます。ブルゴスでとりあえず行くべき3軒は・・・

  • Casa Pancho(カーサ・パンチョ)
  • Morito(モリート)
  • Mesón Burgos(メソン・ブルゴス)

上記三軒について詳しくはまた追記します。

上記三軒の周辺には多くのバルが連なっているので、どの街でもそうですが、気になるところにどんどん入ってみることおすすめします。

ブルゴスで泊まるならここがおすすめ

高級なホテルには興味ない、寝るだけだから清潔で熱いシャワーが出ればよい、という人におすすめなのが、Hostal Manjón(オスタル・マンホン)MAP

だいたい一泊30ユーロ程度、Theオスタルなのでホテルのような設備はなく、エントランスも普通の建物の一階でブザーを鳴らして開けてもらう、上階に上がるとお兄ちゃんがカウンターで鍵を渡してくれる、というシステムですが、立地が旧市街すぐ、便利なのでおすすめです。

最後に

今回は「美味しいものが好き」でブルゴスに行く方向けにおすすめのスポットを紹介しました。

ブルゴスは、何か理由がないと行かない街だとおもいます、日本では知名度も低く、いわゆる「スペイン」らしい要素は、あまりないです。寒いですし。

2004年に初めて訪れたスペインで滞在した街がなぜかブルゴスで、ブルゴスに恋をして、その後半年ブルゴスで生活しましたが、帰国後、日本では全く知られていない私が見たスペイン北部(=ブルゴス)をもっとシェアしたい、という気持ちで始めたのがグリーンスペインプラスというブログでした。

初心を忘れ今はガリシアに全力で恋しているぐりすぺですが、今回大好きな飲食店のチームがブルゴスに行くと聞いて、ブルゴスの景色を思い出して、どこに行ったら楽しいかを考えて、ブルゴスに恋した気持ちを思い出しました。

ブルゴスについては、また今後も色々な視点から書いていきたいと思います。

ブルゴスの市場

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