世界で話題になったガリシア産ポテトチップスを入手しました



スペインの手作り系ポテトチップス業界でも評価が高いガリシア、ア・コルーニャのメーカー「Bonilla a la vista」(ボニージャ・ア・ラ・ビスタ)の缶入りポテトチップスが、なんと日本へ輸入されていたことが判明!早速買いに行ってみました。

家族経営のガリシア産ポテトチップスが世界で話題になったわけ

Bonilla a la vista(ボニージャ・ア・ラ・ビスタ)、スペイン・ガリシア地方の北部(ア・コルーニャ、アルテイショ)で家族経営で生産するポテトチップスメーカーです。

▼現在の当主(二代目)セサール・ボニージャさん(87歳)

ある日、韓国からの大量の注文を受け驚いたボニージャファミリー。なんと、カンヌ国際映画祭にて、審査員満場一致で[最高賞]パルムドールに輝いた韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の映画の1シーン内でボニージャの缶が映ったことが原因でした。

元々映画が公開される数年前となる2016年に韓国への輸入が開始、港への入荷がテレビでニュースとなり、ソウルでのデパートでの販売開始に伴い長い行列ができ「ひとり2缶まで」という制限にもかかわらず、2コンテナー分の商品が2時間で売り切れた逸話を持っていました。

2020年には韓国で最も愛されるポテトチップス4位にランキングされます。

世界的に高い評価を受けた映画に登場したことで、韓国だけではなく世界のディストリビューターから注文が殺到。現在は韓国の他20カ国へ輸出、年間540トンのじゃがいもからポテトチップスを生産するようになりました。

ブーム冷め切らない韓国からは、フランチャイズのオファーも届きます。すでに工場建設地も用意されていましたが、当主セサールさんは遠く離れてしまうと品質の管理が難しいことからこれを断ったそうです。

話題により多くの取材を受け、ドキュメンタリーの制作の話もきたというセサールさん(こちらはスペインの新聞社El Paisのインタビュー)

Bonilla a la vista(ボニージャ・ア・ラ・ビスタ)の歴史

1932年、現当主のセサールさんの父、サルバドール・ボニージャさんがア・コルーニャ南西部の港町フェロルを拠点に、近隣の村々の祭りを巡って屋台を出し、手作りのホットチョコレート、チュロス、ポテトチップスを売るビジネスをスタートします。セサールさんは、夜な夜なじゃがいもを薄切りにする母の背中を見ながら大きくなります。ポテトチップスにならない端っこのじゃがいもを使って作るトルティージャ・デ・パタタが朝食の定番でした。同じ年、サルバドールさんはフェロルにチュロス屋さんをオープンします。

サルバドールさんのビジネスは好調、1942年には夏のみオープンするホテルとカフェを開店するまでになりました。

1949年、ア・コルーニャにもチュロス屋をオープン。赤いバイクに乗ってア・コルーニャ中のバルや食堂に手作りポテトチップスを配達するサルバドールさんの姿は、地元で愛されるアイコンとなります。

1958年に家族は故郷フェロルを離れることになります。手作りでポテトチップスを作ることが難しくなり、サルバドールさんはチュロスの販売に集中することになりました。

時は流れ1988年。息子セサールさんが現在の工場が位置するア・コルーニャ北部・内陸のアルテイショでポテトチップス生産を再開。若かりし父と母が作ったポテトチップスを受け継ぎ、品質の高いじゃがいもと、同じガリシア内のオウレンセで生産されるオリーブオイルを使用したグルメポテトチップスを作り始めます。

2008年には大手スーパーチェーンカルフールによるガリシア中小企業最優秀賞を受賞するなど、ガリシアにおける優良企業として認知されていきました。

2016年韓国のディストリビューターの目に留まり、韓国へ輸出が開始され、前述の通りソウルでの初売りの行列が話題となりました。

2019年、映画「パラサイト」公開により、注文殺到、電話が鳴り止まない日々が続くようになります。父サルバドールさんがビジネスを始めた1932年から90年、ガリシアの小さな港町で夜な夜なお母さんが作ったポテトチップス。その味が今は世界で愛されています。

私はここでBonilla a la vista(ボニージャ・ア・ラ・ビスタ)を買いました

実は日本に輸入されていることを知らなかったのですが、湯河原のバル・クラーベさんの店主、御嶽さんがある日Facebookにスーパーに陳列されているボニージャ・ア・ラ・ビスタの写真をUPしているのを見つけました(!)

御嶽さんにすぐさまメッセージ、売っていたお店はロピア平塚店と判明。聞いたことのないスーパー・・と思ったら、藤沢市内にありました!

ロピア藤沢石川店

実は自宅から片道8kmあったんですが、自転車でぶっ飛ばして買いに行ってきました。ガリシア行くと思えば近い近い!

初ロピア、年末だったのですごい活気!

事前に電話して在庫確認していたので、店員さんにお尋ねしてまっすぐボニージャの元へ・・ありました!

500gのポテトチップス、税別2,999円!立派な価格!「冬のボーナスで是非!」と書かれていました。

スペイン現地での小売価格は13ユーロとのことなので、かなりこの価格は頑張っていただいている価格だと思います。輸入元さん、そしてロピアさん、深く深く感謝を申し上げます!!!

で、2缶ゲット!かわいい、なにこの缶かわいい〜〜!

Bonilla a la vista(ボニージャ・ア・ラ・ビスタ)食レポ

デザイン、大きさ可愛過ぎます。

大きさがわかるように小学校一年生の姪に持ってもらいました。大きい!

で、これにどうやって中身が入っているかというと・・・

なんと蓋を開けたら驚き、ポテトチップス500gが直に入ってます!がっさがさ、わっさわさ

どっさりポテトチップス500g

すごく綺麗なポテトチップス。香りは、本当に驚くんですが、オリーブオイルで揚げたじゃがいもの香り。そのままなんですが、ポテトチップスってもっと余計な香りがしたりするから、逆に新鮮でした。

これ見るとわかりますか?何もついてないの。

普通、塩味のポテトチップスって、塩が表面にまぶってると思うんですが、ないんです。

実はボニージャ・ア・ラ・ビスタのポテトチップスは塩を振ってないんですね。塩水(海塩を溶かしたもの)に通してから揚げるそうで、表面に塩がついていないので、口にしょっぱさが残らないんです。

味の濃いポテトチップスに慣れていると、最初の一口「あれ?」って思うかもしれないんですが、数枚食べると、お芋をオリーブオイルで揚げた自然な味が蓄積されていく感じ。

美味しいです。

こんな体に良い感じするポテトチップス生まれて初めて食べました(笑)

変なしょっぱさがないということで、姪っ子にもジップロックでお裾分けしました。

あとはこの缶の状態で、独り身&日本の湿度で残りをどのくらい美味しく食べられるのか実験してみたいと思います。

皆さんももし近くにロピアがあれば問い合わせてみてください。または、スペインバルの方などは輸入元の株式会社ユーラスさんへお問い合わせするのも良いかもしれません!

参照:Bonilla a la vista 公式ホームページ

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