唐突になんの話かと言いますと、スペインワインを代表する品種と呼ばれる黒ぶどう品種、テンプラニージョの香りのお話です。
テンプラニージョの香りの特徴
スペインバルでスペインワインを頼む時に知っておく最初の最初のことでも書きましたが、テンプラニージョの味わいや香りの特徴は無限と言えます。栽培される土地の環境や製法、作り手の意向によってもがらりと表情を変えるのは他の品種もそうですが、スペイン全土で広く栽培・醸造されている品種なだけにバリエーションを特に豊かに感じることができるかもしれません。
そんな無限の顔を持つテンプラニージョですが、樽である程度熟成させたテンプラニージョのワインに共通する香りのニュアンスがあります。
其の一:レザーの香り
其の二:リコリス(甘草)の香り
其の三:タバコの香り
リコリスはあまり馴染みがないかもしれませんが、清涼感のあるアニスと黒糖が混ざったような香りがあります。
リコリスの香りを知りたいという真面目な人はヨーロッパではポピュラーな「リコリスグミ」をどうぞ。 カッチェス カッチェン 200g リコリス味この3つの要素から、テンプラニージョの香りは「男性のクローゼットの香り」と言われたりします。セクシーですよね〜
ダンディなテンプラニージョを見つけるにはこの産地
とはいえ、例えば樽熟成をしていない若いタイプのテンプラニージョはとっても可愛い苺味だったり、場所によっては果実のジャムやバニラを思わせる甘い香りが強かったりと、さまざまなテンプラニージョの中でランダムに「ダンディーなメンズのクローゼット」の香りを探す・出会うには長い道のりになってしまうので、さっと出会える産地をご紹介します。
D.O.リベラ・デル・ドゥエロ
昨今、赤ワインは「エレガント」「軽やか」「酸」などのキーワードを中心に、味わいや口当たりが濃すぎないタイプが人気になっているようです。
かたやリベラ・デル・ドゥエロはスペイン内陸、マドリードのちょっと上あたりにある地域で、高級スペインワインの産地として、そしてその濃厚かつみっちりと密度の高い赤ワインで知られる産地です。
リベラ・デル・ドゥエロのワインを楽天で見てみる
昨今の流行りなどは隣に置いておきましょう、これもまた表情豊かなスペインワインをディスカバーする楽しさ、飲んでいるうちに唇が黒く染まるほど濃厚で芳醇な液体、それがリベラ・デル・ドゥエロのテンプラニージョの赤ワインです。
重厚かつ奥行きのある香りを楽しむには、最低24か月熟成を意味する「クリアンサ」からがおすすめ。
ワインショップだとボトル1本3000円代〜、バルやレストランだと6000円代〜にはなってしまうでしょうか、でも、温度やグラスに気を使って提供してくれ、良いワインのベストな第一印象を楽しめるのは絶対プロのいるバル、レストランです。
「リベラ・デル・ドゥエロのクリアンサありますか?」で、どのくらいの価格のボトルがあるか聞いてみるだけでもぜひ。
もし予算が合わなかったり、お店に品揃えがなかった場合でも、良いお店なら濃いめのテンプラニージョを提案してくれるはずです。
ダンディーなテンプラニージョに合わせるのはこれ
リベラ・デル・ドゥエロはスペインワイン産地のなかでもメジャーなので、多くのスペインバル、レストランで用意があると思います。
合わせる食事ももちろんお店の方へ相談できたら良いですが、おすすめは「子羊」。ワインの産地リベラ・デル・ドゥエロの名物料理でもあります。
ラム・チョップもいいですし、子羊の煮込みなんてあったら最高の組み合わせです。
ワイン自体の旨味、味わいが濃厚なので、パンとチーズ、サラミやハムだけでも十分楽しめます。
「このテンプラニージョがダンディー」募集
合わせまして、「このワインが超ダンディーだった」「うちで取り扱ってるこのワインが超セクシーです!」情報も大募集しまーす!
大人の色気振りまくスペインワインをまた紹介できればと思います。
ぜひ、うっとりするテンプラニージョを見つけてみてくださいね。
スペインワインについてもっと知りたい人は
引き続きもっと書いていきまーす!また読みにきてくださいねっ
コメントを残す