カンタブリアはこれまでに2度足を踏み入れたことがあるのですが、
1.カンタブリアの内陸の村フォンティブレにエブロ川の源流を見に行った
2.どこかへの乗り換えでサンタンデールでバスを降りてまた乗った
1のフォンティブレはカンタブリアだということも意識してませんでした!なんてこった!
全くこれまでカンタブリアに目を向けたことがなかったのですがカンタブリア・サントーニャの超高級アンチョビ工場見学の特派員の写真を見てうずうず、カンタブリアといえばの食品巡り、ありかもしれません!
今回はカンタブリアのスイーツ巡りができる小さな山村を紹介します。
カンタブリアといえばこれ!ソバオ・パシエゴ

カンタブリアといえば、海のアンチョビ、陸のソバオ(初めて言いましたしこれまで聞いたことは特にありませんが、本当にそうだと思います)。
Sobao Pasiego ソバオ・パシエゴ
もともとはパン生地に砂糖と、酪農が盛んなカンタブリア内陸地方(バジェ・デ・パシエゴ)では手に入りやすいバターを入れて作ったのが始まりと言われていますが、
現在では小麦粉、砂糖、卵、バター、レモン(アニスやラムが入ることも)で作られるもっちりしたスポンジ菓子の形になっています。
手折りの白い紙の型に入れて焼き上げるのが特徴です。Sobaoの名は「Sobar」捏ねる/揉む からきているようです。「捏ねたもの」を意味するとても素朴な、農村のお菓子です。
ソバオ見学はこの村に行け
正式名称ソバオ・パシエゴの名のとおり、バジェ・デ・パシエゴ(パシエゴの丘)の麓、Selaya(セラジャ)がソバオの聖地です。
どこにあるのかな・・・と地図を大きくしてみると・・
ずいぶん何もない山の中ですね!
サンタンデールからバス(ALSA)で1時間弱、3€で行けます。8時30分を始発に1日6本出てる様子。詳しくはサンタンデールのバス乗り場で確認!
この村には、見学が可能なソバオメーカーがぎゅっと3軒もあるんです!それぞれが伝統的な家族のレシピでソバオを作っているので、食べ比べも面白いと思います。
訪問できるソバオメーカーはこちら
訪問はメールで問い合わせを。どこも製造工程見学受付しています。
1.El Andral https://elandral.es/
住所:Barrio El Andral, 6 Selaya
酪農家ファミリーがオーガニックにこだわって手作りで作るソバオを見学可能。カンタブリアのもうひとつの名物ケサーダ・パシエガと、パスタ・パシエガ(クッキー)を生産しています。
2. Joselín Sobaos Pasiegos y Quesadas http://www.sobaosjoselin.com/
住所:Calle Pola Nº 3, Selaya
3世代に渡ってソバオを生産する、ソバオメーカー代表選手。施設にはソバオミュージアムやカフェも併設しています。
ホセリンのソバオ作り体験の様子↓
3. Casa El Macho https://casaelmacho.com
住所:La Campera 9, Selaya
ソバオやケサーダの他に、地元産チーズやはちみつなども販売。スペイン内戦後にセラジャにオープンした小さなバルが原点、地元の製品を真面目に作っています。
ソバオが食べたくなる画像貼っておきます
カンタブリアの海と山の夢のコラボ!
意外とみんなやってる?
El Machoはブルーベリー・ソバオも人気
ソバオを食べにいくセラジャはこんなとこ
いつか行きます!
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