こんにちは!北スペインの食と観光情報、そしてスペイン語学習に夢中なEriko(@greenspainplus)です。
その土地にはその土地のスイーツがある。スペイン料理は郷土料理だ!
ということで、スペイン中に散らばる、スペインの郷土菓子探求を始めます。
いつか、訪れるその日を夢見て。
マンテカーダス・デ・アス・ポンテス
本日探求するのは、スペイン北西部ガリシア地方、
ア・コルーニャ県の北部内陸、アス・ポンテスの素朴な焼き菓子です。
アス・ポンテスってどこ?
正式名称はAs Pontes de García Rodríguez、ガリシア州ア・コルーニャ県北部の内陸の村です。
美しい湖があり、工業、畜産業、農業が主体の穏やかな地域ながら、スペイン最大の火力発電所があるところ、としても有名です。その煙突の高さは356mとペインで最大、ギネスブックにも世界で最も巨大な煙突として取り上げられています。
マンテカーダス・デ・アス・ポンテスとは
マンテカーダという名前から、他のスペインの地域では一般的なラード(Manteca de cerdo)を使った菓子をイメージしますが、
このアス・ポンテスのマンテカーダは、隣町のポンテデウメで作られるプロジャ・デ・ポンテデウメ同様、清澄バター(Manteca cocida de vaca)を使うのが特徴です。
そして、他地域の豚のラードを使用したマンテカードが、マタンサ(屠殺)後のクリスマスの時期に作られるように、このアス・ポンテスのマンテカーダもクリスマスの時期に多く食べられた歴史を持ちます。
cápsulas(カプセル)と呼ばれる手作りの紙の型に、小麦粉、清澄バター、卵、砂糖で作った生地をスプーン一杯流し入れ、その上に砂糖をふりかけて焼いた素朴中の素朴代表の焼き菓子です。
1933年から、アス・ポンテスでマンテカーダを作るパン・お菓子屋さん、Panaderia Hnos DiazさんのFacebook、Instagramからイメージを引用しました。
完全手作り、新鮮な卵とガリシアならではの清澄バターを使って、家族のパン屋さんが代々作るマンテカーダは12個入りで6ユーロです。
厚かましくもお店にご連絡して、マンテカーダスとお店の写真もらっちゃいました。
Grazas!
必ず行きます!