こんにちは!北スペインの食と観光情報、そしてスペイン語学習に夢中なEriko(@greenspainplus)です。
このブログでは、スペイン語学習の独学のコツやスペイン語の使える表現を紹介していきます!
このページでは、バルやスーパー、薬局などで、メニューや商品について「ありますか?」を尋ねる時に使う、二つの動詞の使い分けをご紹介します。
スペイン語独学中の人
スペインで通じるスペイン語を話したい人
HayとTenerの意味の違いを知りたい人
スペイン語で「~はありますか?」
実は、無条件にHayを使って聞いてしまう人多いです。
Hayは、動詞haberの非人称形で、後に名詞が続き、~がある、存在する という意味です。
スペイン語で「ありますか?」の質問に使って全く問題ないのですが、
もう一つの動詞を知り、使い分けることでより自然なスペイン語会話をすることができます。
そのもう一つの動詞とは、通常「持つ」と言う意味で覚える動詞、Tenerです。
「今日あるかないか」なのか「ラインナップとしてはある」のか
下記のふたつの文章を見てください。
①¿Hay tortilla de patata?
トルティージャ・デ・パタタはありますか?
Hayを使った質問文には、「それが(今)存在するか」というニュアンスが強いので、例えば「今日はトルティージャ・デ・パタタがありますか?」という質問がしたいときに良いです。
スペインでも季節ごと、または限定のメニューがあるときには、店の外に看板が出ていることがあります。
「Hay cocido」(今日は)コシードあります
②¿Tenéis tortilla de patata?
トルティージャ・デ・パタタはありますか?
一方、TenerをVosotrosの形に活用させた疑問文には、「メニューとして(君たちは)持っているか」というニュアンスが強いので、初めて来たお店でメニューにあるか聞きたいときはこちらが良いです。
¿Qué vino tenéis? 何のワインがある?
Tenemos mucho. たくさんあるよ。
いつもはある(tener)けど今日はない(haber)こともある
つまり、TenerはYesでもHaberはNoであることもあり得ます。(分かりづらいので下記例文)
¿Tenéis tortilla de patata?(ここはトルティージャ・デ・パタタはありますか?)
Sí, claro que la tenemos. Pero hoy ya no queda.(もちろんある(Tener)よ!でも今日は売り切れてしまってない(haber)んだ)
¡Qué pena!(残念!)
どうでしょうか、ニュアンス掴めましたか?
食べ物に限らず、前回のスペイン語勉強 #4 リップクリームはスペイン語で何て言う? のように、物販のお店で品ぞろえを尋ねるときも、Tenerが使えます。
まとめ
どちらかを必ず使い分けなくてはいけないというよりも、二つの言い方がある、ということを頭の片隅にメモしておくと良いです。
実際にスペイン語で「ありますか?」を尋ねる状況になって、「あれ?二つ言い方あったよね?この場合はどっち?」と考えて、間違ったり、当たったりすればOKです。
何回か繰り返すと、自然と言いたい方の表現が出るようになりますよ!