ロスコン・デ・レジェス Roscón de reyes

ロスコン・デ・レジェス Roscón de reyes

誰が王様? 1月6日のフェーブ入りお菓子。

ロスコン デ レジェス Roscon de reyes navidad.
ロスコン デ レジェス Roscon de reyes navidad.

1月6日公現祭に供されるフェーブ入りの「幸運のお菓子」として有名なのは、フランスのガレット・デ・ロワですが、スペインで供されるのはリング型のパン菓子。

Roscón(ロスコン、大きなリング型)Reyes(レジェス、東方の三博士)を意味し、その名のとおり1月6日、三博士が子供たちへプレゼントを届ける1月6日に欠かせないお菓子になっています。

諸説あれどルーツはローマ時代のサートゥルナーリア祭(馬鹿騒ぎと社会的役割の入れ替えを特徴とし、奴隷とその主人がこの期間だけ表面上役割を入れ替えて振舞った祭り。Wikipedia)とか。1年の労をねぎらう、デーツ、いちじく、蜂蜜入りの甘い丸いパンに、繁栄の意味があるそら豆を一粒入れ、そのそら豆が入った一切れが当たった幸運な人は、その日「王様の中の王様」と呼ばれ、王のように振舞うことが許されたそう。

その後忘れられたこの習慣を広めたのはフランスのルイ15世。当時勤めて5年目だった奴隷の調理人が抜擢され、その年のすべての賃金に換えて買ったダイヤモンドを入れて作った丸いパン菓子に感動し、ダイヤモンドを硬貨に代えてフランスをはじめヨーロッパへ広めたと言われています。そしてこのルイ15世の叔父にあたるフェリペ5世(スペイン・ボルボン朝最初の国王)が、スペインへこのお菓子を広めた人。当時のカタルーニャの菓子職人たちがそのルーツに従って、ルイ15世がはじめた硬貨入りのロスコン・デ・レジェスへ乾燥そら豆を入れ、新年の祝福と繁栄を祈るお菓子として年間行事に組み入れていき、それがスペイン全土へ広まりました。

19世紀になり、ルイ15世がはじめた硬貨の代わりに入れられた陶器製のフィギュアが当たった人が王様になり、乾燥そら豆が当たった人はロスコン・デ・レジェスの代金を支払うという仕組みに。使用人や奴隷たちが1年で唯一解放される祭りで供されていたデーツ、いちじく、蜂蜜入りの甘いパンは、現在では表面をカラフルなフルーツのコンフィで飾り、生クリームやチョコレートクリームをはさんだ子供たちに人気のお菓子の形へ定着しました。

ロスコン・デ・レジェスの特徴はリング型で、表面にドライフルーツのシロップ漬け、スライスアーモンド、グラニュー糖、粉砂糖などで飾られていること。パン生地自体は牛乳が入った甘い菓子パン生地で、Agua de azahar(アグア・デ・アサアール、オレンジフラワーウォーター)やラムが風味付けで入ること。中に挟むクリームは菓子店によってさまざまですが、ホイップクリーム、カスタードクリーム、チョコレートクリームやCabello de ángel(カベジョ・デ・アンヘル)と呼ばれる糸かぼちゃを甘く煮たものなどがポピュラー。

スペインでは年明けに菓子店に並び、5日には売り切れるお店も。価格は安いもので15ユーロ~、高いものはサイズによっては30ユーロを超えます。基本材料はシンプルなので、最近では手作りで用意する家庭も。

2017年のロスコン、リング型に入れたんでかなり高さでちゃいましたが、味はクリームはさまずともおいしかった。

いろんなロスコン・デ・レジェス♡

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