ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ

エノツーリスモ(ワイン観光)、スペインに行ったら一日はワイン産地に訪れてみたいものです。生命が満ちる美しい畑、広く青い空、日焼けした人々、無骨だけど優しい手、濃厚で芳醇な液体、笑顔、乾いた風。

行ってきました、スペインの王様ワイン産地、リベラデルドゥエロ。

目指すは一路、ペニャフィエル。(wiki)リベラデルドゥエロの有名ワイナリーがひしめく、カスティージャ・イ・レオン州バジャドリード県の町です。

この町は、エノツーリスモの滞在にはもちろん、9世紀に建築されたペニャフィエル城を訪れるだけでも価値のある町。マドリードから2時間、バジャドリードから1時間に位置するので、もしよければ1日遠足気分で訪れてみては。

今回はマドリード空港からバスに乗り継ぎ向かいます、景色が進むにつれて乾燥した岩山、赤土からだんだんと緑を帯びて、ぶどう畑が増えていきます。

修道院を改装したホテル

ペニャフィエルでの宿泊は、コンベント・ラス・クララス Convento Las Claras(四つ星ホテル)1606年に建設された修道院を改装したホテル。

住所: Plaza de Adolfo Muñoz Alonso, s/n, 47300 Peñafiel, Valladolid, スペイン(HP

ダブルルームで99€(10月)で泊まれます。町の中心にあり、美しい修道院の内装が楽しめるのでもし宿泊される場合はぜひ。

ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ 修道院ホテル

ホテル駐車場から見えるのはペニャフィエル城。

ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ 修道院ホテル
ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ 修道院ホテル
ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ 修道院ホテル

回廊は屋根が付けられ、明るい日差しが差し込んでいます。

ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ 修道院ホテル

木と石のひんやりした空間、静かで穏やかな空間。

このホテルにはスパもあります。朝食はブッフェでこんな感じ。

ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ 修道院ホテル 朝食
ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ 修道院ホテル 朝食

ペニャフィエルの街歩き

ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ

ホテルから出て城の見える通りの向かいに、車の修理場のようなスーパー

ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ

普通のスーパーですが、こういうところほど、ナイスなお土産も見つかるのでおすすめ。

ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ スーパー

スーパーで売ってるパンはやっぱりバジャドリード風のパンでした。これ、直径20㎝ほどのぎっしりパン、1,7ユーロでした。

ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ パン

ちょっとさびれ気味がまたたまらない、

小さな川沿いにひしめくおもちゃのような家々が橋から見えます。

ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ

アジアからの観光客は少ないと思うんだけど、ふらりとバルに入ってもあまり驚かれず

Bizcocho(ケーキ)いる?で一切れもらったりしました。平日の昼だからか、町は閑散としていました。

写真のカフェは、「カフェ・コン・レチェ・コン・ジェロ」(牛乳入りカフェと氷)暑い日はカフェの名前に「コン・ジェロ(氷も)」とつけると、氷を入れたグラスを一緒に出してくれます。

スペインにはアイスコーヒーはないので、この頼み方がおすすめ

ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ 

スペイン北西部、ガリシア地方のNo.1ビールメーカー・エストレージャ・ガリシアの専門バルがあったのでふらり。タンクが天井についてる・・・!

ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ

1杯1.2€、スペインの田舎町のビールの価格嬉しい。

ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ

ペニャフィエル城

町の主役、ペニャフィエル城、9世紀に建設 現在は展示物のある城上層部と、下層部にワインミュージアムを有しています。

ペニャフィエル城 -リベラ・デル・ドゥエロ 

入城時間:

4月1日~9月30日まで 10:30~14:00 16:00~20:00 月曜日休

10月1日~3月31日まで 10:30~14:00 16:00~18:00 月曜日休

*12月24日、25日、31日、1月1日、6日はお休みです。

ガイド付きのお城訪問は、閉城時間の45分前スタートが最終です。

料金:

ガイド付き(お城のみ見学)大人1名3,30€、子供(12歳以下)1,70€

お城&ワイン博物館見学 大人1名 6,60€、子供(12歳以下)3,30€

ペニャフィエル城 -リベラ・デル・ドゥエロ 
ペニャフィエル城 -リベラ・デル・ドゥエロ 

マネキンが当時の人の洋服を着ています。シュール。

ペニャフィエル城 -リベラ・デル・ドゥエロ 

のぞき穴から見える町並み

ペニャフィエル城 -リベラ・デル・ドゥエロ 

屋上から見える街並み 地球って丸い

ペニャフィエル城 -リベラ・デル・ドゥエロ 

ちなみに☝の写真の景色の中にある四角い庭のようなところ、スペイン全土でも珍しい四角い広場、プラサ・デル・コソ Plaza del coso も見えます。

ワイン博物館

ペニャフィエル城 -リベラ・デル・ドゥエロ ワイン博物館
ペニャフィエル城 -リベラ・デル・ドゥエロ ワイン博物館
ペニャフィエル城 -リベラ・デル・ドゥエロ ワイン博物館
ペニャフィエル城 -リベラ・デル・ドゥエロ ワイン博物館

樽を作る人や

ペニャフィエル城 -リベラ・デル・ドゥエロ ワイン博物館

ぶどうの樹のつくりや

ペニャフィエル城 -リベラ・デル・ドゥエロ ワイン博物館

ボタス作る人とか *ボタス・・羊の皮で作る携帯用ワイン入れ

ペニャフィエル城 -リベラ・デル・ドゥエロ ワイン博物館

なんか作ってる人がいて

ペニャフィエル城 -リベラ・デル・ドゥエロ ワイン博物館

ワインの香りの要素を体験できるブースもあったりします。(ぜんぶ乾燥気味でなかなか香らない)

ペニャフィエル城 -リベラ・デル・ドゥエロ ワイン博物館

中世の城の中にあるワイン博物館、もしかするとクローズ?とのうわさを聞きました。それでもお城だけにでも行く価値あります。本当に小さいですが、素敵なお城と、素晴らしい景色が楽しめます。

ペニャフィエルのグルメ

ペニャフィエルといえば・・乳飲み子羊のアサード(オーブン焼き)

おすすめレストランは、アサードス・マウロ Asados Mauro (レストランHP

ペニャフィエル -リベラ・デル・ドゥエロ グルメ

1927年から続く歴史あるレストランで、薪で焼く子羊のジューシーな味わいと、もちろんリベラデルドゥエロの素晴らしいワインが楽しめます。

Esta foto de Restaurante Asador Mauro es cortesía de TripAdvisor

ペニャフィエルでワインを買う

エル・パラシオ・デ・ロス・ビノス El Palacio de los vinos その名も「ワイン宮殿」、常時800種類のワインを有し、そのうち90%がリベラデルドゥエロ産、リベラデルドゥエロのワインをずらーっと見れるほか、無料の試飲なども楽しめます。

場所は修道院を改装したホテル、コンベント・ラス・クララスの出口を出てすぐの目の前。

ワインのほかにも、リキュールやオルッホなどのお酒から、地元産のチーズ、同県が誇る最高級生ハムの地ギフエロのハモン・イベリコ、お菓子などの食品も売っていて、かなり楽しめます。

リベラ・デル・ドゥエロのエリアの中でも、ベガ・シシリアやピングスなどスーパースパニッシュのワイナリーが軒を連ねるペニャフィエル、ぜひおいしい赤ワインを飲みに、遠足に行ってみませんか。

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