「絶対次回も再訪したい」”すごく”良かったバル4軒をご紹介します。
世界の西の果て、スペイン・サンティアゴ・デ・コンポステーラ。
事前に評判の良いバルを15件ほどピックアップしていました。
そのうち「絶対次回も再訪したい」”すごく”良かった4軒をご紹介します。
ガリシア地方は他地域(大都市やバスク地方など)に比べてネット上の情報も極端に少ないので、サンティアゴ・デ・コンポステーラに限られた時間滞在する方で、ひしめくバルの中「行くならどこがいい?」と迷う方へシェアできればうれしいです。
※今回、タコのガリシア風は旧市街ではあえて食べていません、「サンティアゴならここ」と「世界一のタコ」の村に行く予定だったため
O Gato Negro オ・ガト・ネグロ
「黒猫」の名がついた、サンティアゴ・デ・コンポステラの旧市街で数軒「生き残った」昔ながらのバルのひとつ。魚介全般が美味しいと聞きつけ行ってきました。良かった!
住所:Rúa da Raíña, s/n, 15702 Santiago de Compostela
サンティアゴのバル通りとして名高いフランコ通りと平行して、やはりおいしいバルが軒を連ねるライニャ通り。黒猫の看板がかわいい。
入口脇のショーケースは、他のバルに比べて地味ですが、昔ながら感がたまりません。
店内は、ちょっと写真がわかりづらいのですがいたってシンプル、重厚感があるわけでも美しいわけでもありません(が!それがいい!)
ワインはピッチャーで出てきます。クンカと呼ばれる(スペイン語ではTaza・タサ)器でいただきます。
魚介はBerberecho(ベルベレッチョ、ザル貝)をチョイス、蒸し煮にしたぷりぷりの新鮮なベルベレッチョ、小粒ですが口中に広がる海の味!
さらにガト・ネグロは「エンパナーダが美味しい」との噂あり、レジ横のワイン樽に載せられたエンパナーダ数種からタコのエンパナーダをチョイス。皮は厚めのパン生地、中はジューシーな玉ねぎ、赤ピーマンにほろほろのタコ。
他にもサンブリーニャス(ベビー帆立)とバカラオ(塩鱈)のエンパナーダがありました。
お店を切り盛りするおじさんも感じ良し◎
Bar Orella Restaurante バル・オレジャ
店名は「耳」のガリシア語、看板は豚さん。豚耳のタパが人気のバルです。
住所:Rúa da Raíña, 21, 15702 Santiago de Compostela
上記の黒猫バルと同じ通り。
店内はリフォームされていてきれいめ、ちビールで乾杯。(ちビールは、Corto/コルトとお願いすると小さめグラスで出てきます)
塩漬けした豚の耳をふるっふるに茹で、オリーブオイルとPimentón picante(辛いパプリカパウダー)がかかっています。味は強め〜でもビールすすむ君です。
Zorza(ソルサ、豚肉のパプリカパウダー・ニンニクマリネをソテーしたもの)とLacón(ラコン、豚前足のハム)のコシード(茹でたもの)も。量が多い!と言う人も安心、写真はRación (ラシオン、一皿の意味)サイズですが、Tapa(タパ、小皿)でもオーダーできます(と頼んだ後に知りました)
もし食べきれなくても、どのバルも基本お持ち帰りOK!
¿Podemos llevar el resto? 残りを持ち帰っても良い? と聞いてみると、OKの場合は包んでくれます。
しっかり味の豚耳やソルサは冷めても全然超おいしいので、ぜひ宿に持ちかえって寝酒のつまみに・・。
Trafalgar トラファルガル
今度は虎!全部看板動物シリーズになっていますが、こちらはムール貝が有名なバルです。
住所:Praciña do Franco, 1, 15702 Santiago de Compostela
スペイン料理で有名なタパスに、Tigre(ティグレ、虎の意味)で、ムール貝の殻に、ムール貝の中身入りベシャメルを詰めてパン粉をつけて揚げる、というタパスがあるのですが、こちらトラファルガルのティグレは、蒸したムールにどろーっとしたソースがかったもの(という説明がいかにも美味しくなさそうですが、ムールの出汁が効いたおいしいソースです)
ビールはレモンジュース入りのClara con limón(クララ・コン・リモン)で爽やかに。どこのバルにもあるし、ビールやワインを飲みつかれたときに重宝します。おいしい。
サンティアゴはただタパ文化あり、ちょびっとエンパナーダもらいました。
ソースはぴりっと辛め(ピメントン・ピカンテが入っています)で汗かく味わい、大きなかごでパンがどーんと出てくるので、お皿に残ったソースもパンにつけてむしゃむしゃ。
辛いのが苦手な方も、Vinagreta(ビナグレッタ、刻み野菜をビネガーで味付けしたものをムールにのせたもの)やシンプルなワイン蒸しのムールもあります。一皿6ユーロ、ソースが美味しかったのでまた行くと思います。
(ちなみにすぐお隣のバルも、同じようにムールをぴり辛どろーりソースで出すのですが、貝自体がおいしくない日だったか、もともと鮮度低いもの出しているのか・・ハズレ!)
O FILANDÓN オ・フィランドン
まるでお肉屋さん!?奥に入ると世にも不思議な世界が広がる不思議なバル。
住所:Rúa da Acibechería, 6, 15704 Santiago de Compostela
外観も、ちょっと入り口から店内を覗いた感じも完全に食料品店。ショーケースにはチーズや腸詰が並び、壁にはワインがずらーり。
でも、奥に入ると小さなテーブルとカウンターのスペースがあって、おいしい肉製品やチーズを豊富なワインで楽しむことができるバルです。
ただタパのボリュームにびっくり、おいしいガリシアパンにサラミとチョリソーがつまようじでとめたものなんですが、パンが美味しいのでこれだけで十分お酒飲めちゃいます。
つまようじで留めてあるものはそれだけではなくて、訪れたお客さんたちがメッセージを書いた紙ナフキンが壁一面に、つまようじで留められていました。もれなく私も書いてきましたよー
ハモン美味しそうだったので一皿注文。お皿からはみでるサイズで10ユーロ。
ただタパがボリューミーなので、最初の1軒目で軽くビール一杯でも良し、ワインメニューが良い(ガリシアを中心にその他地域も豊富)ので、座れる席があればゆっくりハモンとチーズで楽しむのもありだと思います!
以上4軒!
美味しい・居心地が良い・また行きたい の条件で選びました。
サンティアゴ・デ・コンポステーラに行ったらぜひ〜!
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