アストゥリアスの美しい港町、リャネス Llanes のおすすめ。
*名前の発音はジャネスの方が近いですが、Wikiにならってリャネスと表記しました
オビエドからバスで
オビエドから海岸に出て東へ約120キロの小さな港町リャネスは、アストゥリアスの知っておきたい10のこと。 でもアップした、ビーチが美しい町です。
オビエドからバスに乗り、内陸の道を行きました。




アストゥリアスらしい、牧歌的な風景が車窓いっぱいに広がり、移動も飽きません。
途中切り立った白い岩山の間を抜けていく道もあってなかなかダイナミックでした。
リャネス、海辺の町

上の写真は、下の空撮の黄色ポイントから撮りました。

上の景色から振り向き、海に向かって伸びる堤防を進むと、リャネスの名物、カラフルテトラポットが並んでいます。

ちょっと色味が汚く映りましたが、天気の良い日はこんな風にかわいいです。

(El Rincon de la Sellaより写真をお借りしました)
みるみるうちに日が沈んで、街はえもいわれぬ色味に包まれていきました。

雨が降っていたから、道路に夕日が反射して余計綺麗だったのかも。三十路女子三人、たたずんじゃいましたね。

街は小さくて、かざりっけなくて、かわいいです。





リャネスの海岸とビーチ

リャネス ビーチでGoogle画像検索してみると素敵な写真がたくさん出てきます。いい写真が手持ちにないので。。ぜひ検索してみてください。

リャネスの公式観光サイトのビーチ一覧も要チェックです。(英語あり)


市街からすぐ、町の北の海岸線に沿った高台を散歩できるコース、アベニーダ・デ・サンペドロ(Avenida de San Pedro)もあり、朝の散歩におすすめ。岸壁の上に緑の芝生が延々と続くリフレッシュスポット。 (これまた色味が悪い写真ではありますが、ほんと絶景です)
天気の良い日はここで一日過ごせるってほど、緑と潮風が気持ち良い散歩道です。下の写真はお天気のいい昼間の雰囲気。公式HPよりお借りしました。

(リャネス公式観光サイトLlanes.esより写真をお借りしました)
大西洋に浸かるもよし、上る朝日や沈む夕日を見ながらパンを食べてもよし!
海はいいですねー!


海で潮風に当たり喉が渇いたら、やっぱり飲みたいのは
アストゥリアスと言えばのシードラ(りんご酒)を飲ませてくれる、
シードレリアに行きましょう
旧市街をぶらぶらしていたら見つけた、Sidrería(シードレリア)の文字。さすがアストゥリアスなので、シードラはどのお店でも飲めますが、ここはとても繁盛していたので、人気店だと思います。
シードレリア・ラ・カソナ Sidrería La Casona Calle Mayor, 26
お昼も12時から営業してます。

アストゥリアスのシードラの注ぎ方で、バスクのそれと大きく異なるのは、手を上にぴーんと伸ばすことと、そして目はグラスを見ないことです。
下のおじさんは、よそ見しているわけではないのです、ピコス・デ・エウロパ(スペイン最大の山脈、アストゥリアスの南側内陸に位置する)を見ているのです(と、言っていました)
これがアストゥリアスのシードラ屋の矜持。


客には注がせません、でもシードラは注がれたらすぐ飲めと教わっているので、すぐ飲み切って、おじさんが来るまで待つのが、ちょっとじらされました。でもこれが本場なのか!


テラス席ならもっと好きにできそう?でもせっかくならぜひ、カウンターで、アストゥリアスの男が山脈を見つめて注ぐマジのシードラを飲んでみてほしいです。
シードレリアでシードラに合わせたのは鰯の塩焼き、信じられないくらいりんごの風味と合います。
海側アストゥリアスのグルメといえば、魚介です。
リャネスのグルメ

スペイン北西部のガリシアやアストゥリアスの名物といえば、まず魚介です。カニや貝、エビなどを盛り合わせたマリスカーダ(Mariscada)と、きりっと冷えた白ワインの組み合わせは、日本人ならだれでも唾をのむはず。上記は50ユーロくらい?ちょっと高めでしたが、オーシャンビューのレストランのテラス席で海を眺めながら食べる贅沢、しちゃいました。

レストランテ マリスケリア サブロン Restaurante Marisquería Sablón
C/ La Moría, 1. (Playa del Sablón). サブロンビーチに面したレストランです。
朝10時から22時まで通し営業(カフェテリアも併設)しています。

もちろん町中には、アストゥリアス名物のファバーダ(白いんげん豆と豚の腸詰の煮込み)など、アストゥリアスの伝統のお料理を食べれるレストランも多数。
ぜひ観光インフォメーションで尋ねてみてください。
デザートにはアストゥリアスのカブラレスチーズを頼みました。このポーション。カブラレスってけっこう塩も強いのでお気をつけて

お土産は地元のデリカテッセンで
町のデリカテッセンで目を惹くのは、牛もも肉の生ハム、セシーナ(Cecina)豚肉に比べると当然ながらでかいです!

アストゥリアスは畜産もしかり、スペインで最も酪農が盛んな地域です。

牛乳のディスペンサーがある食品店があるのもアストゥリアスならでは・・

色味が異なる、自然な感じのりんごジュースも見つけました

チーズももちろん、種類が豊富。このチーズもいい断面ですねー(名前は失念)

お店の名前は
アランブル・アストゥリアス Aramburu Asturias 住所:Plaza de Parres Sobrino s/n

(お店HP:Aramburu Asturias | Productos agroalimentarios de calidadよりお写真お借りしました)
アストゥリアスの郷土の食材が手に入るお店です。9時から20時30分まで営業。
ハムの試食などもできます。
リャネスのスイーツ
町の素朴なお菓子屋さんには、スペインらしい色味のないお菓子が並んでいます。これがおいしい。
↓はススピロ(ささやき)と呼ばれるメレンゲの焼き菓子

リャネスの栄光(Glorias de Llanes)の名がついたこちらのお菓子は、マサパン(アーモンドの粉を砂糖と練ったもの)の中に甘く煮た卵黄のクリームが入っていて、最高においしいです。甘いです!

リャネスの栄光が買えるのは、
コンフィテリア・ベガ Confitería Vega 住所:Calle Mercaderes, 8
8時00分~15時00分, 16時30分~21時00分の営業
ぜひショーウィンドウを覗いてみてください。
朝、海岸線を散歩して、ビーチで泳ぎ、町を散策してシードラと魚介を楽しむ。
治安も良く、のんびり安心して滞在できる町です。
大西洋の恵みを五感で堪能できる町、リャネス、ぜひ。


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