ますます盛り上がるサンセバスチャンブーム
サンセバスチャンブーム止まらない様子!現地在住ドノスティアッラ(サンセバスチャン人)に聞いても、サンセバスチャン、特に旧市街のバルを訪れる日本人観光客の数は壮観だそうです。
特に今年はじめにテレビで放映された石原さとみさんや米倉涼子さんのサンセレポで、若い女性の興味がぐーんと伸びているみたいですね(言い方がおじさんみたいになっちゃいました)
表面を焦がしたバスク風チーズケーキ旋風もまだまだ続く、つい先日サンセバスチャンのバルが大泉洋さんがピンチョスを楽しむロケ写真をTweetしていたので、日本で放送されたらまたまた大フィーバー起こりそうです!

サンセバスチャンで何を飲む
そんな大人気観光地サンセバスチャンで、何を飲むかというとバスクのワイン「チャコリ」とりんごの醸造酒シードラ(バスク語でサガルド)ですね。
難しいことは考えず、何しろチャコリかシードラを飲みましょう。
サンセバスチャンで提供される様々・色とりどりのピンチョスたち、なにせ全部!チャコリとシードラが合います!

チャコリはレモンだと思って飲む

チャコリ、それはバスクで作られるワインです。
上記リンクでは、チャコリとは、チャコリの歴史、品種、製法などを堅苦しく書いています。
でも楽しむ際には全部忘れて、チャコリはレモンだと思ってください。
チャコリの一番の特徴は、胸が高鳴るほどの酸味です。
飲む前にドキドキするほど酸が強いチャコリもあります。梅干し食べたいけれど最初ドキドキするのと一緒です。
少し前は微発泡であること、高みから注ぐことがチャコリの特徴とされていましたが、品質の高い様々なチャコリが楽しめる様になった今、その二つは全てのチャコリに共通するものではなくなりました。
今では「高くから注がない」ことが高品質チャコリのこだわりだったりします。
デイリーなチャコリ、こだわりのチャコリ、高級チャコリに共通するのは、レモンのような柑橘系の爽やかな酸味です。
レモンだとおもうと、おのずと合わせるお料理のイメージが湧いてきます。
イワシのフライ、イカフライ、アジフライ、唐揚げ、とんかつ、カルパッチョ、刺身、ムニエル、魚の塩焼き・・
レモンを添えるとより美味しいメニュー=チャコリが合う!この際このように覚えましょう!
酸味があるワインは嫌い?
ワイン業界で長く働いてきて印象深かったのは、白ワインの好みを聞くと高確率で「あまり酸味が強くないやつ・・」というフレーズがでてくること。
嫌われがちな酸味のあるワインですが、お料理と合わせた時に真価を発揮、酸味が料理の味わいを一体にまとめ、油を流し、口中がさっぱりと洗われ旨味が残り、さらに料理を食べたくなるスパイラルに入ります。
料理との相性に驚くワイン、それがチャコリです。酸味の楽しさをぜひ体験してください。
酸味の強い白ワインのスペイン2大産地はバスク、そしてリアス・バイシャス(ガリシア)。リアス・バイシャスについてはまた改めて紹介できればと思います。
チャコリは日本でも楽しめる

現在多くの種類のチャコリが日本に輸入されていますが、あまり酒販店やワインショップでは見ることはありません。残念。
多くのスペイン料理店、バルがラインナップしているので、ぜひぜひ「チャコリはありますか?」で尋ねてみてください。
都内でチャコリと美味しいバスク料理を楽しむならランブロアがおすすめ。チャコリの取り揃えも豊富で、高くから注ぐチャコリも、しっとり落ち着いて飲むチャコリも楽しめます。
家飲みにおすすめなのはこちら
↓スペインを代表する料理研究家・シェフでバスク出身のカルロス・アルギニャーノによるチャコリ。これ間違いないチャコリです。
↓スペインの有名白産地が飲み比べできるセットがありました!これおすすめ!
バスクのチャコリ、酸味代表もうひとつのリアス・バイシャス、そして内陸のルエダが試せてリーズナブル、ちなみにこのセットになってるチャコリ、先日試飲しまして、しっかり重さもあるすっごく良いチャコリです。
↓こちらも良さげな3本セット、チャコリをより知りたい方にぴったりな、カジュアル上から注ぐ系+フルーティなロゼチャコリ+静かに注ぐ大人チャコリの飲み比べができます。サンセバスチャンの三つ星アルサックのハウスチャコリですって!
↓上級者は赤チャコリもあります!赤チャコリの特徴は青み。酸と青みの「こんな赤ワイン飲んだことない・・!」体験はぜひ赤チャコリで。
今晩はチャコリにしましょう!
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