ガリシア地方の自治区シリーズ。どこを切り取っても絵画のように美しい村、アジャリスについてまとめました。
アジャリスへの行き方
面積85.96平方キロメートル、人口約6,188人。オウレンセから南に約20km、1971年から”歴史的芸術地区”に制定されている中世の街並みがそのまま残る村です。
オウレンセのバス駅からMonbusで40分ほど、1日に7本出ています。
価格は2ユーロ
アジャリスの見所
中世にタイムスリップしたような旧市街
旧市街は小さな広場が散らばり古い住宅が並んでいます。12〜13世紀のローマ様式の教会が数多く残っています。特に目立つのは中心マジョール広場のla iglesia de Santiago(サンティアゴ教会)、ガリシアのローマ様式の代表的な建築だそうです。(下画像)
ビラノバ橋 el Ponte de Vilanova
12世紀、エルサレムの聖ヨハネ騎士団によって村を守るために作られたローマ様式の石橋です。
アジャリスの代表的なモニュメントです。訪れた11月、静かに流れるArnoia(アルノジャ)川の川辺は紅葉した葉で美しく覆われていました。
このアルノジャ川は夏にはボートやカヤック、釣りなどの人気スポットにもなるそうです。石造のベンチが並んでいます。
地元食品のフェア
周辺地域からアジャリスに人が集まるのが特に8月の半ばに開催される「エンパナーダ祭り」地元のレストラン・パン屋さんが作るエンパナーダが出店で並び、さまざまな具のエンパナーダを楽しむことができるイベントです。
また秋には「la Feira de Outono(秋祭り)」が開催され、地元生産者が一堂に集い自慢の製品を販売します。(2016年これを目指して行きました!)
秋フェアはお買い物だけではなく、旧市街のバルで「秋」テーマのタパス巡りも提案されていました。それそれのバルが工夫を凝らしたタパスが2ユーロ〜
アジャリスで食べるべきもの
Almendrado(アルメンドラード)、アーモンドのお菓子がアジャリスの名物です。
アルメンドラードは中世のヘブライ文化由来、当時からレシピそのまま、手作りで作られているお菓子だそうです。
村の入り口のお菓子屋さん「Fina Rei」で買えます。
アジャリスの人気レストラン
Pallabarro Calle Sur, 1, 32660 Allariz España
地元民に愛されるカジュアルレストラン。
まとめ
2016年、秋フェアの情報をTwitterで知り、オウレンセから急ぎタクシーで向かったアジャリス。時が止まったような、映画に出てくるような美しい村でした。中世好きに絶対おすすめ。
下調べが足らず、名物アルメンドラードを食べ忘れました、次回はぜひ!
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