リアス・バイシャス
日本でも良く聞く「リアス式海岸」のリアスの名は、ガリシア地方のこのリアス(スペイン語で入江)から名づけられたそうな。
谷が沈降してできた入り江を、溺れ谷(おぼれだに、drowned valley)という。もともと海岸線に対して垂直方向に伸び、河川により侵食されてできた開析谷が溺れ谷になり、それが連続して鋸の歯のようにギザギザに連なっているような地形をリアス式海岸という。 wikipedia「リアス式海岸」
神が世界を創造した際、7日目の休息日に片手をついた大地がガリシア、神の手の形そのままに削り取られた大地、なーんていう言い伝えもあるそうです。神!でかい!
青い海、入り組んだ湾と盛り上がる緑の丘、リアス・バイシャスの美しい風景を、船に乗って海側から眺めながら、「ここが神の人差し指と中指の間ね」などと言いながらリアスバイシャス名産のムール貝をつまんで、きりっと冷えたリアス・バイシャスのワインを飲む・・・
そんな夢のような贅沢、「してみたいなぁ〜!」・・・って
探したらありました&参加してきました〜!
意外なほどに超充実!「リアス・バイシャスツアー」
夢のようなツアーのネタ元はこちら
SANTIAGO DE COMPOSTELA TURISMO http://www.santiagoturismo.com/
サンティアゴ・デ・コンポステーラのオフィシャル観光サイトです。
宿泊施設、観光スポット、グルメや便利情報、そしてもちろんカミーノ情報まで結構あっさりした感じでまとめているサイトながら、英語を始め6か国語対応で、What to do > Tour ページでは、カレンダーの日時を選択するとサンティアゴ・デ・コンポステーラで参加できるその日のツアー情報がずらり〜と見れる優れサイト。
ちなみに”ほぼ”毎日、市内ツアーや大聖堂&美術館巡りツアー、観光列車ツアーなどなどが無料で催行されているので、サンティアゴ・デ・コンポステーラに行ったらぜひぜひ活用したいところであります。
こんなツアーもいいな、あんなツアーもいいな!と空想をふくらませていたところ見つけたのが、
面白ガリシアツアー満載のシンプリー・ガリシア
ガリシア地方のツアー専門会社、SIMPLY GALICIA https://simplygalicia.es/ が催行しているツアーです。
リアス・バイシャス遠足のみならず、
・巡礼者じゃなくても行ってみたい!フィニステレ遠足
・無人島マニア垂涎!シエス諸島遠足
・こんなところにぶどう畑?リベイラ・サクラ遠足
などなどガリシアの雄大な自然を楽しめるツアーがあります。(キャッチコピーは勝手につけました)
迷いに迷いましたが、やっぱり船でムールを食べたい!ということで、
行ってきました、リアス・バイシャス遠足
英語・スペイン語で説明してくれるガイドさん付き、リアスに沿って4つの見どころをバスで回るツアーで、その行程の中に遊覧&ムール食べ放題が含まれています。
行程:
9:00 サンティアゴ・デ・コンポステラ出発
リアス・バイシャスの街ポンテベドラ散策
海辺に張り付く中世の港町コンバッロ散策、遊覧船でムール貝ビュッフェ・白ワイン付き
2,5kmの美しい浜辺が続くランサーダ、漁師が祈る小さな教会
リアス・バイシャスワインの心臓部、カンバードス散策
19:00 サンティアゴ・デ・コンポステラ帰着
参加費用は大人1名45ユーロ、子供は半額、3歳以下は無料です。
期待以上に饒舌・闊達なガイドさん(1日ノンストップで話止まらず)の豊富なリアス・バイシャス情報を聞きながら進む盛りだくさんの行程。
(途中疲れて目的地で降りれずバスに居残りの参加者も・・!そのくらい聞く、見る、歩くが多いツアーでした)
それぞれの目的地については別記事で詳しく書いていくとして、
夢に見た船上ムールはこちらです。
屋上デッキで海風を切りながらムール貝や帆立、牡蠣などの養殖棚が浮かぶ湾内を遊覧したのち、停泊。
きりっと冷えたリアス・バイシャスのワインをコップに注いだら・・
プラスチックのバットに大盛に盛られたムール貝が延々と運ばれる幸せ
ソフトドリンクもあり、また追加料金(10ユーロ)で蒸し牡蠣のビナグレッタも追加注文可能です。
海風を感じながら、がぶ飲み系アルバリーニョで喉爽快、ぷりぷりムールをふんだんに楽しめました。
各季節の催行曜日はこちら
11月〜4月末までお休み(年によって三月の最終土曜日催行)
5、6、7月:毎週木・土
8、9月:毎週火・木・土
10月:毎週木・土
サンティアゴ・デ・コンポステーラで複数日滞在する機会があれば、絶対参加をおすすめします!
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