シードレリア(シードル醸造所)ベレシアルトゥア
スペイン産シードルの二大産地のうちのひとつ、アスティガラガの醸造所、ベレシアルトゥア訪問しました。
住所:Iparralde Bidea, 16. Astigarraga
中には大樽が並んでいます。
壁にはアスティガラガの風景とエスカンシア(シードラを上から注ぐ)姿のおじさんのタイルがかかっていました。
近代的なシードラ醸造所には、温度管理が可能なステンレスタンクもあります。
木の樽にはシードラが入っていなかったので、こちらのタンクから直接試飲させていただくことに。
正しいシードラグラスの持ち方を教わります。(↓これが正しい持ち方です!)
タンクからほとばしる新鮮なシードラを試飲できるのも見学の醍醐味です。
テープでがんじがらめのタンクがあったので質問してみると、「エウスコ・ラベル」と呼ばれるバスクの優れた食品や飲料を保証する品質管理の検査官が、規定の製造をチェック後に再度タンクを開けられないように巻いていくとか。高品質の証拠です。ぐるぐる巻きです。
タンクが並ぶ貯蔵室の温度は9度、寒いです。
試飲タイム
見学の後は試飲タイム。シードラはもちろん、シードラで作ったリキュール、シードラを添加したビールなども味見させてもらいました。
試飲後は醸造所裏手のりんご畑を散策。小ぶりで実の硬い、シードラ用品種のりんごがなっていました。全て野生。
かじってもいいということだったので、さっそく半分がぶり。食用よりもはるかに硬く、水分が少ない印象。味はかなり渋いものの、甘みもありました。
農薬等を使用していないので、葉や実に虫食いの跡もあります。でもこれが本来健康なりんごの姿。
次回は醸造のステップを見てみたいと思いました。
醸造家のアシエールさん、ありがとうございました!
はじめまして。
大阪在住の大学生の、玉木春那と申します。
バスクのシードラ、という素敵な記事を拝見させて頂きました。
私自身「食」が大好きで、以前から美食の街サンセバスチャンに関心がありました。
そして、実際に次の3月にサンセバスチャンを訪れる計画を立てております。
その土地の食や旬に関心があるため、
この時期の食のひとつの「シードラ」を知りたいと思っていて、インターネットで様々な情報を探しておりました。
そんなときに、Erikoさんのこの記事に出会い、
是非とも私もアスティガラガのシードル醸造所にも足を運びたいととても思いました。
知恵や文化、生産、生活、などを垣間見たく思います。
もし宜しければ、ご紹介して頂けないでしょうか。
どうぞ宜しくお願いいたします。