シェリーエデュケーター木村ともこさんが五反田エチェガライさんで催された「真夏のレブヒート大会」へお邪魔してきました。
五反田エチェガライ
エチェガライさんは常時40種類以上のシェリーがグラスで飲めるシェリー好きにはたまらないお店。
〒141-0031 東京都品川区西五反田1丁目32−4 田中ビル2F
こちらへレブヒートの素「7up」を持ち込み、どんなシェリーがレブヒートに合うのか、もしくは合わないのかを研究(実験)!
レブヒートとは
レブヒートとは?・・・ぐぐると「シェリー+7up」のカクテル、詳しくはシェリー専門家中瀬航也さんのブログ内 レブヒートの守破離 Rebujito “ilegal”が面白いです。
実は内心、「やっぱりレブヒートはマンサニージャかフィノでしょ」と思っていたぐりすぺ、オロロソやアモンティジャード、クリームやモスカテルの変身ぶりといったら・・・。
レブヒートの会
さて、そうそうたるシェリーを次々と「レブヒートで!」と頼む罪悪感はやがて好奇心へ、「やってはいけないことをやってしまっている」感にわくわく、マンサニージャからフィノ、アモンティジャードにオロロソ、クリームにモスカテル、そしてついにはパロコルタードやPX、番外マデイラまで、さまざまな色・香り・味わいのレブヒートを楽しむことができました。
ティント・デ・ベラーノがあくまでチープな赤ワインを甘め炭酸で飲みやすくする or 夏の暑い日にさっぱり飲むために割るというスタンスであり、決して高品質赤ワインを炭酸で割るということが罷り通ってはいけない(個人的に)ように、もちろんレブヒートも、本来はカジュアルなマンサニージャと合わせるべきであり、夏の祭りで飲むべきであることは理解のうえ、
- シェリーってなに?
- シェリーってどうやって飲んだらいいの?
という人にスターターとして楽しめるレブヒートを薦めるためのひとつの指針として見ていただけたら嬉しいです。
まずは定番、マンサニージャでレブヒート
スタートのマンサニージャ”Pedro Romero”(ペドロ・ロメロ)のレブヒート。ラ・ヒターナが辛口しっかりの味わいが生きていたのに比べ、甘みが感じられさわやか、ごくごくと飲み干したい優しい味わいでした。
フィノでどきどきレブヒート
マンサニージャでやるからこそ「レブヒート」なのですが、フィノももちろん美味しいです。↓はラ・ハンダ・フィノ
個人的に大好きな”Maestro Sierra Fino”(マエストロ・シエラ・フィノ)のレブヒート。ひっかかりのない丸い味わい、飲み終わった後に口中に広がるナッツのコクはさすが。
驚きのおいしさ、オロロソでレブヒート
ここからは「やっちゃった!ついに!」という感のある、ラウレアード・オロロソのレブヒート。梅ジュースのソーダ割りのような可愛らしい酸味と甘み。夏にぴったりの味わい。後味のコクもふんわり。ありです!
梅ジュース感の強かったラウレアード・オロロソに引き換え、黒糖とろーりの風格があった”Colosia”コロシア・オロロソ。
オロロソシリーズで一番さっぱり感の強かった”Argueso”(アルグエソ・オロロソ)。スパイシーさは、カジョスや豆の煮込みと相性◎
やっぱり美味しかった、クリームでレブヒート
続いてラウレアード・クリームのレブヒート。モスカテルの風味が7upとあいまって、これはまさしくレモンティ。こんなにかわいい味あっていいのか、レブヒートではなく別名でカクテルとして普及するべきです!
ただただ可愛い、モスカテルでレブヒート
香りは美しくみずみずしく、口にひろがるさわやかな甘みはモスカテルの果実の風味そのもの。これこそ濃縮還元!という味わいでした。
もちろんこれも・・ペドロヒメネスでレブヒート
アイスコーヒーか!と突込みの入ったペドロヒメネスたち。これは、場内一致で「割らないほうがいい」、コクや凝縮感が薄まってしまう残念さがありました。
ペドロヒメネスは、割らないほうがいいです、ち密で濃厚な甘みはストレートで楽しむべしでした。
番外編マデイラで!レブヒート!
番外編のマデイラ。割ってごめんなさい。でも、でも、これは場内一致で「一番面白い!」出ました。カルメ焼きのような香ばしさ、爽快感のある甘み。もちろんストレートでしっかり楽しんでからの、最後ちょっとあまったし、昼間だから暑いし、ってときにこれ、最高です。
レブヒートまとめ
みなさんもさわやかなレブヒートを飲んでみませんか。
好みはひとそれぞれ。ソーダで割ってさっぱりと、トニックで割って大人の味、ジンジャーエールで辛味をプラス。
王道はマンサニージャ+甘みあるソーダです。
シェリーをもっと身近に、もっと楽しく。
木村さんありがとうございました。またよろしくお願いします!
コメントを残す