ケソ・デ・バルデオンとは
産地:レオン県北西部 ピコス・デ・エウロパ山脈中央部にあるポサーダ・デ・バルデオン
アストゥリアス側のピコス・デ・エウロパで作られるQueso Cabrales ケソ・カブラレスと並ぶスペインの2大ブルーチーズ。
牛乳のみ、山羊乳のみ、もしくはその両方を混合したミルクを使用し山脈の洞窟で長期間熟成させるチーズで、
ぴりっと下を刺す辛味、クリーミーな質感と味わい深い青カビが特徴のブルーチーズ。
ケソ・デ・バルデオンの特徴
産地呼称:D.O.Valdeón (2004年制定)
http://www.quesospicosdeeuropa.com/
0.5kgもしくは3kgの円柱型と、皮を取りクリーム状にしたBatido(バティード)、スライスの3種類での販売。
生乳で45日間の熟成、低温殺菌乳で60日間の熟成。
Queso picón(辛味チーズ)の別名もあるが、カブラレスチーズ(http://greenspainplus.net/queso-cabrales/)より柔らかい辛味が特徴で、クリーミーな味わい。
ケソ・デ・バルデオンのルーツ
自然の大きな壁(ピコス・デ・エウロパ)によって陸の孤島となっているバルデオンの丘の人々は、生き抜くためにその孤島の中で資源を見つけなければならかった。
冬の間に脂肪分の濃いミルクを絞り、夏の間に山脈の洞窟で保管していたものがチーズになった
ケソ・デ・バルデオンと合うワインはこちら
バルデオンチーズと相性が良いのは牛肉とD.O.ビエルソの赤ワインおすすめはこちら↓
沸かした牛乳にチーズを刻んで溶かし、あれば細かくしたくるみを入れるだけで、赤身の牛肉のソテーや、きのこのソテーと合わせたら、深みのある味が特徴のD.O.Bierzo(ビエルソ、レオン県)のメンシア種の赤ワインと完璧の組み合わせ。
柔らかくねっとりとしたクリーミーな質感は、そのままでも、蜂蜜やメンブリージョと一緒に食べると止まらなくなるし、パンやクラッカーに塗ったり、クリームにするのにも最適。
ちなみにレオン大学の研究によると、バルデオンチーズには抗癌物質が含まれていることが発見されたとか。「青カビ食べていいもんか!」って私のばあちゃん言ってたけど、食べてもいいみたいね。
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