2016年11月、ガリシア地方南部内陸のワイン産地、リベイラ・サクラへ行ってきました。
ミラドール・ド・ドゥッケ展望台
朝はまだ、靄のかかった山の上、シル川を望む絶景のミラドール・ド・ドゥケ(伯爵の展望台)に行きました。
だいぶすり切れているけど、とりあえずは見れるマップがありました。
オウレンセから車で1時間ほど、公共機関でいくのは難しいようです。
もし車をチャーターしたりするときは下記を運転手さんに伝えるとたどり着けると思います。
Desde Monforte coger carretera (LU-903) dirección Castro Caldelas. En el km 11 nos desviamos a la izqda., (justo en una curva) siguiendo el indicador de Vilar de Mouros, avanzamos durante 2 km, hasta encontrar un desvío donde continuaremos siguiendo la indicación de Pallares durante 600 metros más. A partir de ahí volveremos a torcer a la derecha y continuamos otros 2km, hasta llegar a un aparcamiento amplio
SienteGaliciaより抜粋
展望台に立つ小屋は、地元産の岩盤が積まれています。
これがリベイラ・サクラの一般的な岩盤です。すこし黄色いのは鉄が含まれているから。近くによるときらきら・・水晶も混じっているのが特徴だそうです。
幻想的なシル渓谷
ワイン産地リベイラ・サクラ
足元に転がる脆いスレート上の岩盤がこのリベイラ・サクラの地域の特徴です。
雨が降ると崩れやすく、急な斜面とのコンビで人にとっては危険かつ厳しい産地であり、
この石だらけの土壌に根を伸ばすぶどうにとっても厳しい環境となります。
一定間隔で、簡単な滑車用線路が。これで収穫用の箱を運搬します。
また別の展望台へ行くころ、天気が変わってきました。
紅葉の葉の奥に見える山の斜面を水平に進む道は、ローマ時代からあった道とも
この道の下にあるシル川から上に登りながら収穫を進め、道にあがってぶどうを運んだそうです。
展望台から下に降りる少しの段差ですっ転んだので、「君はリベイラ・サクラでは働けないね」と言われました。残念。
リベイラ・サクラの小さな村
日本人だけでうろついていたら、屈強な犬を二匹つれたおばあちゃんに訝しがられました。
「あんたたち何してるの??」ほぼガリシア語だったので何度も聞き直しながら、ギマロのワイナリーに来たと伝えると安心してくれました。
世界のどこでも犬はかわいい。人懐っこく、犬らしかった。
ガリシアの焼肉を楽しむ
ワイナリー訪問を挟み、ワインを数本持って近くの町Monforte de lemos(モンフォルテ・デ・レモス)へ。町で一番の肉が食べれる、というレストランへ。
5人だからこのくらい食べれるよね、と差し出された肉の塊!
90日熟成のガリシア牛です。
ガリシア牛は、スペイン全土で評価されているお肉です。バスクでも有名なレストランではガリシア牛を仕入れるとか。
バスクのチュレトン(牛の炭火焼き)は、塊で炭で焼くので中身のジューシーさがありますが、食べているとすぐ冷えていきます、ガリシアは寒いので、切り身を自分で焼きながら、好きな焼き加減で焼くのが好きだとのこと。
リベイラ・サクラの大切な宝、美しいワインを作り出すペドロさんに焼いてもらうお肉、おなか一杯いただきました。
秋のガリシア、内陸のリベイラ・サクラの美しさ、写真では伝えきれないけれど
本当に美しいのでぜひおすすめしたいです。
ガリシア地方のワイン観光なら
公共手段などでは行くのが難しいので、スペインワインのプロが案内するエノツリスモがおすすめです。
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