アストゥリアスは神話と伝説に満ちているらしい。
ピコス・デ・エウロパ(ヨーロッパの山頂と呼ばれる、アストゥリアス南部を走る山脈)から、瑞々しい河川が湖、丘、緑の山々を通りぬけて、どこまでも続く黄金の砂浜が美しいカンタブリア海に注がれる、自然にあふれた大地を持つアストゥリアス。
冒険が好きなら、山脈を攻めてもいい。都会から逃げ出したいなら、カーサ・ルーラルを借りるのもいい。
アストゥリアスの歴史と文化に一歩踏み込みたい人にはこちら、
アストゥリアスの知っておきたい10のこと。
1.SANTA MARÍA DEL NARANCO Y SAN MIGUEL DE LILLO.
(サンタ・マリア・デル・ナランコ と サン・ミゲル・デ・リジョ)
Santa Maria del Naranco サンタ・マリア・デル・ナランコ
アストゥリアスの宝石と呼ばれる、二つの教会。サンタ・マリア・デル・ナランコはアストゥリアスがかつて一国の王国だった時代の建築芸術を9世紀(848年)から現在へ残す、アストゥリアスに現存する最も貴重な建築物と言われる、まさに宝。世界遺産。もとは教会としてではなく、宮殿の一部としてアストゥリアス王により建築され、後に教会として使用された。オビエドから3kmほどに位置する。そのすぐそばに残る教会サン・ミゲル・デ・リジョもアストゥリアス王によって842年に建設されたローマ様式の教会。こちらも世界遺産。アストゥリアスに行ったら必ず訪れたい二つの教会。
2.RUTA DEL CARES.
(カレス・ルート)
山歩きが好きな人もそうでない人も大注目の、ピコス・デ・エウロパ山脈を舞台にしたトレッキングルート。12km(所要時間6h30m/往復)、レベルは初心者レベル。山腹のカレス川に沿って、アストゥリアスの大自然を満喫できる。大自然が作り出す壮大な景色の中野生の山羊が岩陰で草を食む。
3.リャネス Llanes
夏にはリャネス周辺の浜辺がおすすめ。8月14日のLas fiestas de San Roque(サン・ロケ祭り)や、9月8日のLa Virgen de la Guia(ビルヘン・デ・ラ・ギア祭)など、伝統的な行事が盛り上がる。美しい砂浜のビーチを、何もないときに散歩するだけでもいい。
その中でも、ヌーディストビーチ、La Playa de Torimbia(トリンビアビーチ)には展望台があり、美しい海岸を一望できる。
小さな、美しい旧市街は迷子になるのも楽しい。バルでは新鮮な鰯の塩焼きとアストゥリアス産シードラが楽しめる。
4.FUENTE DE LA FONCALADA.
(フォンカラーダの泉)
ヨーロッパに現存する唯一の”近年まで公共で使われていたローマ様式の建築物”である。オビエド市内、Foncalada通りに今も残る。
5.SANTUARIO DE COVADONGA.
(コバドンガ聖堂)
ラテン語で、コバドンガ(婦人の洞窟)の名の付いた美しい聖堂。滝が流れ落ちる崖の上部にすっぽりと収まっている姿は小さいながらも圧巻。この土地に住む人々に深く崇拝される、アストゥリアスの秘宝。
6.CUEVA DE TITO BUSTILLO.
(ブスティージョおじさんの洞窟)
その名もブスティージョおじさんが1968年に発見した、紀元前の壁画が残る洞窟。探検隊の一員だったブスティージョおじさんが山で転落ししたことから、その名誉と追悼の意を込めてこの名で呼ばれる。小さな洞窟だが、興味深い。
7.LOS LAGOS DE COVADONGA.
(コバドンガ湖)
コバドンガ聖堂の少し上にある湖。湖辺の緑と、山々の白い岩肌のコントラストが映りこむ、美しい湖。
8.MUSEOS.
(美術館)
オビエドには、建築、アート、教会の美術館がある。ヒホンには民俗美術館や鉄道博物館など。土地を知る上でもっとも早い方法であり、体験である美術館めぐり。
9.PALACIOS.
(宮殿、住居)
オビエド、ヒホン、クディジェロ、ジャネス、サラスなどに今も残る美しいパラシオの数々。
きらびやかな豪邸から、朽ちかけた建物まで・・
10.CUDILLERO.
(クディジェロ)
最後に、この猟師の村はアストゥリアスの海側で非常に食事がおいしいと言われるクディジェロへ。運がよければ、伝統的な漁も見られるかも。
まずはアストゥリアスの最寄りの観光案内所へ。
この”10のこと”リストを持っていけば、「おっ、やるな」といわれること間違いなし。で、地図や効率の良いルートなど、詳細情報ゲットしてください。
写真など:Wikipediaより引用
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