サンセバスチャンから30分!バスクシードラ醸造所へ特派員が行ってきた!

サンセバスチャンといえば、旧市街を中心にハイレベルな料理を提供するバルが軒を連ね、それぞれの人気ピンチョスの食べ歩きが楽しい世界一の美食都市として昨今日本でもよく知られるようになりました。

先月9月にTBSのぴったんこカンカンで、女優米倉涼子さんが安住アナとともにバスクを訪れた回を見た方も多いと思います。

一人でバスク、特派員が行ってきた!

今回バスク一人グルメ旅を敢行した、”ぐりすぺ特派員”こと、東京・荻窪の和食「ゆき椿」店主は、NHKBSで放映された、「2度目のスペイン~ちょっとディープな海外旅行~「サンセバスチャン編」で見た「チュレトン」を食べたい、という一念で旅の行先をバスクに決めたそうです。

チュレトンとは、骨付き牛の切り身を意味するChuleta(チュレタ)の大きい版、「でかチュレタ」を意味し、バスク地方やナバーラ、リオハなどの炭火焼レストランで食べることができます。

リオハ・ログローニョのチュレトン
リオハ・ログローニョのチュレトン

ピンチョスもいいけどチュレトンもね!

サンセバスチャンの山間部には、多くのシードレリア(リンゴの醸造酒・シードラの醸造所)が点在していますが、多くは食堂を併設していて、大樽から注ぐシードラを飲みながら、炭火焼のチュレトンを食べるというのが名物でもあります。

シードレリア特有のメニューとして、チュレトン以外にも塩鱈のオムレツ、ピーマンの素揚げ、鰯のフリット、塩鱈の煮込みなどがあるほか、バスク山間部で作られる羊のセミハード・イディアサバルチーズに、くるみ、メンブリージョを合わせたデザートで〆るというのが一般的です。

サンセバスチャンに行ったら、ピンチョス巡りもいいのですがぜひ!シードレリアに行って欲しい!

サンセバスチャンから30分で行ける穴場シードレリアはイルイン・サガルドテギア

IRUIN SAGARDOTEGIA 
住所:20160 Zubieta (Gipuzkoa)

サガルドテギアとは、バスク語でシードラ醸造所を意味します。イルイン醸造所です。

https://www.iruinsagardotegia.com/home  より引用

サンセバスチャン内陸へ電車で10分のラサルテ駅より徒歩20分の山間部で、この地で4代にわたり伝統のバスクシードラ作りを続ける醸造所です。

こちらで作られるシードラは、日本でも買えます。(スペインワイン輸入のイムコさん取り扱い)

イルイン醸造所への行き方

サンセバスチャンの電車の駅、アマラ駅から30分間隔で出ているエンダイヤ行きの電車に乗り約10分。

4駅目のラサルテ駅にて下車します。

ラサルテ駅 バスク

町の西側を流れるオリア川を渡り、川を挟んだ向かい側にあるスビエタ村を通り過ぎたところに醸造所はあります。

特派員が行った道はこんな感じです。川を渡って・・・

鶏が放し飼いになっているのを横目で見ながら・・

おっ!羊もいるぞ!

歩く・・歩く・・

バスでも来れるんだな・・・

歩く・・歩く・・・

看板発見!あと少し!

イルイン醸造所はこんなとこ

イルイン醸造所では、シードレリア(大樽から直接注ぐシードラが飲める)としては1月〜5月の営業、食堂自体は年中週末のみ一般営業をおこなっています。

この日、ぐりすぺの10年来の友人であるイルイン醸造所4代目ジョンには、「どうしてもチュレトンが食べたいという和食料理人がいる」と予約をお願いしていました。

なかなかのサイズの骨付き肉です。イルイン醸造所では15日程度熟成させた牛肉を使用しています。

先代のお父さん自ら、シードラを注いでくれ特派員も興奮。

焼きあがったチュレトンをパチリ

先代に切り分けてもらい頂きました。

特派員から続々送られてくる写真、どうやら、Theスペインな生たまねぎ入りのサラダや、コロッケらしきものも頂いている様子・・!

先代のお隣が4代目ジョン。シードレリア以外にもさまざまなビジネスを行う実業家、見た目イケイケですが伝統のシードラに熱い想いを込める情熱のバスク人です。

定番の〆、羊のチーズに地元産のくるみもいただいてフィニッシュ!

シードレリア バスク

「肉は思ったより熟成感は少なかったけど、味わい深く美味しかったし、雰囲気もプラスされて貴重な体験」

シードラを作る工程も一通り見せてもらったとのことで、特派員、

「サンセバスチャンからの”ちょっと遠足にちょうどよい”、とにかくステキな日にしていただきました。」と満足の滞在だった様子。

昼はシードレリア、夜はピンチョス巡りがとても良い

イルイン・サガルドテギアのメニューは英語もある醸造所ホームページで確認可能、予約もオンラインでできます。

 icon-external-link https://www.iruinsagardotegia.com/home

バスクの素朴な山ごはんとバスクのシードラが楽しめる本場シードレリア、サンセバスチャンから公共手段でも意外と行きやすいのでぜひぜひ行ってみてください。

特派員のお店、東京・荻窪のゆき椿はこちら

〒167-0032 東京都杉並区天沼3丁目12−1

日本中の「本当に美味しい」酒、焼酎、スペインワインと合わせて、季節の美味しい肴を楽しめるお店です。どうぞよろしく!

\\ みんなにシェアしてね//

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です