FOOD

タコのガリシア風が一番おいしい村 オ・カルバジーニョ

O Carballiño (オ・カルバジーニョ)




スペイン・ガリシア地方の南部の都市オウレンセから、北西へ上がったところにある小さな村です。




魚介であるタコ料理が、なぜ内陸の村で一番おいしいのかというと、

昔々、海側で捕れるタコを内陸の山間部の修道院へ納める際に、腐らないよう一度乾燥させてから運ぶことで、海側で捕れてぴちぴちの硬いタコの身よりも柔らかく、味わいが良くなったのが始まりとかそうでないとか(ガリシアのタクシーの運転手さん談)

また、お祭りには欠かせない食べ物で、精力強壮+祭りで出会う男女を助ける食べ物だったという大人の説もあったりするとか

タコのガリシア風、ガリシア語でPolbo a feira(ポルボ・ア・フェイラ)はガリシア各地で食べることができますが、サンティアゴ・デ・コンポステラやポンテベドラ、ビゴなど、観光客が多いバルではモロッコ産の安価なタコを使っているお店も多いそうです(これもタクシーの運転手さん談)

また、これはガリシアのプロよりこの記事のコメント欄に頂いたリンクの情報を追記、ガリシア語の「タコ」を意味するPolboという単語は、スペイン語が言語として存在するよりも前から使われており、またそれを裏付ける多くの文書がのこっていることをオ・カルバジーニョの研究機関が発表したそうです。(※言語学者からは反対されているそうです)

オウレンセ市内から車で30分ほどに位置するオ・カルバジーニョ

タコの村 カルバジーニョ

村に入ると、タコが売りのレストランがそこかしこにあります。向かったのは一番モダンな雰囲気のプルペリア(タコ屋さん)

立ち並ぶクラシカルなプルぺリアの中で、自分では選ばないタイプですが、地元の人が一番!というので間違いないと思います。

Pulperia Fuchela

Av. 25 de Xullo, 48, 32500 O Carballiño

タコのガリシア風

タコのガリシア風

入口ですぐに大鍋がぐつぐつ、タコが煮えてます

タコのガリシア風

タコのガリシア風

タコのガリシア風

慣れた手つきで私服のお兄さんが切っていきます

 

ちなみにカルバジーニョ村のお隣の村は、原産地呼称を持つパン、Pan de Cea(パン・デ・セア)を作るセア村、提供されるパンはもちろん、朝焼きたてのパン・デ・セアです。

皮ががりっと硬く厚く、中身はしっとりもちもちのパンです。

 

ガリシアパン

これが「世界一のタコ」

 

タコのガリシア風

栄養豊かなガリシアの海でおいしい蟹やエビを捕食するという贅沢なタコ、じっくりと茹でて柔らかく(でもアルデンテがポイントだそうです)なったタコは旨みがすごいので、ほんの少しの塩と少しのピメントンだけで美味しいそうです。

このピメントンは辛みのあるピカンテタイプでした。食べてみると納得、弾力のあるタコを噛むとじゅわーっと旨みが口に広がり、ほんのりかけられた香り高いピメントンがちょうどいいのです。

こちらはタコの鉄板焼き。かりっと焼かれたタコは、また触感が異なりこちらもおいしい。

タコの鉄板焼き

タコを食べた後の器には、タコのゆで汁とオイルがたっぷり残っています。

香ばしいパン・デ・セアを浸して食べるのも地元流。

タコのガリシア風

タコの次にこのお店で人気の、Carne pucheiro(カルネ・プチェイロ)牛肉の大鍋煮。日本人的に言うと、箸でほぐれる柔らかさ。

こちらも塩とピメントン、オイルだけの味付け。素朴。冷涼感のあるリベイロの赤ワインと良く合います。

牛肉のガリシア風

酪農が豊かなガリシアのデザートは、ミルクベースのお菓子がたくさん。

チーズタルト、レチェフリッタ(クリームのフライ)、フィジョア(クレープ)、チョコタルト

ガリシア デザート

スペインでは、「ガリシアに行く」は「たくさん食べる」を意味するのですが、ぜひ実感しに行ってください。



コメント

  1. Eriko より:

    ひょー!
    ガリシア語のPolboが先で、それがなまったのがカステジャーノ!!
    さすが先生・・・!!!!m(__)m 追記させていただきます。(&混ざってPolpoと書いてイタリア語っぽくなってたの直しました)

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