こんにちは!北スペインの食と観光情報、そしてスペイン語学習に夢中なEriko(@greenspainplus)です。業務スーパーでスペイン産食材を探すことが趣味です。
このブログでは、スペイン語学習の独学のコツやスペイン語の使える表現を紹介していきます!
スペイン語でマシュマロってなんて言う?
先日、業務スーパーでバーベキューの買い出しと思われる大学生風男子二人がメモを見ながら、「マシュマロ、マシュマロ」と店内を彷徨っている場面に遭遇しました。
実は業務スーパーに「メガマシュマロ」というmade in スペインの巨大マシュマロがあることを知っていたわたしは、うずうず彼らの動向を見守っていたのですが、彼らが店員さんに尋ねて無事メガマシュマロの棚にたどり着き、「なにこれ!でけえ!やべえ!」と喜ぶ姿にニヤリとし、満足にその日の買い物を終えたのでした。
業務スーパーのスペイン産マシュマロは、その名の通りメガサイズ(ちょっとしたはんぺんくらい大きい)なので、おしゃれキャンプやバーベキューに焼き甲斐があっておすすめです。
さて、業務スーパーで取り扱われているスペイン産食材は、パッケージがほぼ日本ナイズされているので、この商品ももれなく「Marshmallows」と英語表記になっていますが・・
「そういえば、マシュマロってスペイン語でなんて言うんだろう?」と調べてみました。
マシュマロをスペイン語で(グーグル翻訳してみた)
もともとMarsh Mallowとはウスベニタチアオイ(薄紅立葵)という植物の名前で、その起源は古代エジプト(!)、
特に薬効が高いことで知られ、その根は喉によいとして広まったんだとか。薬用菓子として、根から取れる粘性のある汁に卵白や砂糖を加え、攪拌して作られたのがマシュマロのはじまりのよう…
(参照:食育大辞典「マシュマロは根っこから作られる?」より)
malvaviscoは、このウスベニタチアオイのスペイン語になります。
ぐりすぺはスペインでマシュマロを食べたことがなかったので、今までこの「Malvavisco」に出会うことがありませんでした。
RAE(Real Academia Española)がFBに投稿していた
スペイン語を勉強している方、RAEのFacebookページのフォローおすすめ!RAEとは、スペイン王立アカデミー(国立言語アカデミー)で、スペイン本国のみならず中南米諸国でも幅広く使われているスペイン語の標準を規定している組織(by Wikipedia)です。
FBページでも、デイリーにスペイン語の単語を取り上げてスペイン語で説明しているので類義語や言い換えの練習にもなります。
さて、そんなRAEが「この画像のお菓子をなんて呼びますか?」と投稿していました。
Nube, masmelo, malvavisco… ¿Cómo llaman ustedes al dulce esponjoso de la imagen?
Real Academia Española
RAEが例として出した呼び方は、nube(雲)、masmelo(マシュマロのスペイン語読み・表記)、そしてmalvaviscoでした。
それに対して、500件近いコメントが世界のスペイン語ネイティブから寄せられていたのですが、 ざっと見るだけでも、国によって、そして同じ国でも人によって呼び方が違うことがわかりました。
Suncho, en la región de la península de Yucatán.
Esponjita, en Alcalá de Henares
Bombón (Aguascalientes, México).
En Puerto Rico les nombramos marshmallow.
Bombón (Perú)
Como en León estamos obsesionados con los embutidos, pues los llamamos “jamones” o “jamoncitos“
Jamones (Álava)
Esponjita. España
Masmelo y mashmelo en Perú.
Jamón o nube (Zaragoza)
Nubes, esponjita en Málaga (España)
Nube en Cataluña.
Nube. Islas Canarias.
En Cuba le decíamos “altea“.
Masmelo en Bolivia
“Beso” en Chiapas, México. Malvavisco en Honduras.
キリがないのでこのくらいにしますが、国によっていろいろな呼び方がありますし、例えばJamonesやBesos、Alteaなど、Wikipediaにも載っていなかった呼び方もあるようです。
まとめ
上記で取り上げたRAEの質問投稿のコメントを見ると、メキシコをはじめ中南米ではBombónが多勢、スペインのレオンやサラゴサなど北部ではJamones、jamoncitos、その他のスペインの地域ではesponjitasやnubes、そして全体的にマシュマロのスペイン語読みとなるMasmeloや、マシュマロのスペイン語の意味となるMalvaviscoが一般的なようでした。
面白いですね〜!
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