【スペインNEWS】マドリード在住男性(41歳)自宅待機中に自宅で61km走る

日に日にヨーロッパの情勢が悪化し、主にぐりすぺが北スペインの日々の情報収集に使っているTwitterもコロナ一色。

辛い、厳しいニュースに溢れている中で、明るいニュースを見つけたのでシェアします。

スポーツマン男性、自宅待機中でもマラソンできることを証明して話題に

自宅待機が続き、大人も子供もペットたちも運動不足が危惧される中、マドリード在住のスポーツ大好きハビエルさんが、自宅内でなんと61kmを走破したニュースが各種ニュースサイトで話題になりました。

Un coruñés corre 61 kilómetros en el salón de casa en homenaje al 061(La Voz de Galicia)

自宅マラソンチャレンジはこうして始まった

トライアスロンやアイアンマンレースなどのエクストリームスポーツを普段から楽しむハビエルさん、参加予定だったロンドンマラソンも延期になってしまってがっかり。なんとか体力をキープするためトレーニングを継続しなければ・・と思いついたのが「外に出ないで走る」ことでした。

GPSで走破距離を記録できる時計を付け、最初はマンションの階段を一階から最上階まで上り下りして一人マラソンをスタートするも、犬の散歩や食料品の買い出しですれ違う他の住民の方の迷惑を考え自宅に入り、自宅の廊下(6m)を往復することに。さらにドアを開け居間を加えて家の中をぐるぐる走ることに。

ハビエルさんが走り切ろうと決めた長さは61km。スペインの救急番号061をなぞった医療従事者へのオマージュとのこと。

スタートしてすぐに、外を走るのとは違い壁から壁の往復にすぐ飽きてしまうことに気づいたハビエルさんは、音楽を聞いたり、テレビでニュースを流したりしましたが、なんども途中でくじけそうになったそうです。

家族や友人からも励ましのメッセージを受け取りながら、頑張っている医療従事者、病気と戦っている人々を思い、なんと10時間13分5秒で61kmを走破!

頑張っている全ての人たちのために

スペインでは #quedateencasa (家にいて)というハッシュタグがSNSで拡散され、みんなが自宅待機を守り、なんとか今のウィルスの猛威を止めようと呼びかけられています。

ハビエルさんは「自分は医療に携わる仕事はしていないけれど、家を出ない選択をすることでみんなが医療を助けると言う意味では、みんなが医療従事者の一部だ」とコメントしています。

さらにこのチャレンジが話題になり、知人だけがフォローしていた彼の超個人的なInstagramは現在フォロワーが1500人を超え、テレビ局からの電話取材や、その他「自分もこんなチャレンジをしたよ!」と言うスポーツ仲間からのメッセージ、電話などがひっきりなしに届いている状態とのこと。

一人でひっそりと始めたハビエルさんのチャレンジが、今家にこもるスペインの多くの人たちの暗い気持ちに一筋の光を投げかけたという、明るいニュースでした!

一刻も早くこの状況が打破されることを祈りつつ、また明るいニュースを見つけたらシェアします。

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