最近スペインワインがおいしくておいしくて、このおいしさ楽しさをいろんな人と共有したいなぁという思いから月に一回のペースでスペインワインを楽しく飲む会、始めました。
第1回は2月27日に恵比寿のしっとり系スペインバル、Bar de España OCHOオチョさんで開催しました。
記念すべき第1回ということでテーマは「スペインワイン最高峰」のベガシシリアのアイテムを飲み比べる会。
ベガシシリアがリベラ・デル・ドゥエロで作るモダンライン、アリオン。
ベガシシリアのベーシックライン、バルブエナ・シンコアニョス。
ベガシシリアのスペシャルキュベ、ウニコ。
普段はなかなか手の届かないワインではあるけれど、月曜の8時スタートというある意味”飲食業界向け”の時間帯であるにもかかわらず集まっていただいた方々のおかげで、一通りティスティングすることができました!!
しかもしかも、とっても楽しい方たちが集まってくださり、
まさにわたしが思い描いていた、
「ワインが好きな人が集まってわいわい楽しく気軽にスペインワインを飲む会」
が実現したんです。。。みなさんありがとう。。。
最初は緊張したけれど、みなさんとお話している間に気持ちもほぐれ、おいしいワインでさらにほぐれて、ほぐれすぎたといっても過言ではないけれど、
とても楽しかったんです。
会場のオチョさんのお料理もぐー!無理して色々お願いしてごめんなさい!ぜんぶおいしかった。
会はまず、ペネデスの小さな家庭ワイナリー、カバ・フェレのブリュット・レセルバでスタート。
泡がきめ細かい!というわけではないけれど、口当たりのよい発泡感、熟成からの香ばしいローストアーモンドの味わいが深いきりっと辛口。
クラシックなつくりのカバです。リーズナブルながらペニンガイドでも90点のハイスコアを獲得したカバの見本のようなカバ、です。
このワイナリーへは2010年に見学に行ったのですが、地下三階にある石造りの貯蔵室、かなりスペクタクルでした。
発泡酒の造り手へ行ったのは初めてだったのですが、日光がさんさんと降り注ぐ緑あふれる中庭から狭い石造りの階段を深く深く下りると、かなりの広さの貯蔵室の壁一面に積まれたカバボトルが少ない明かりの中で黒く光って、じっとりと水が伝う暗い壁からは長年染み付いた葡萄の香りとカビの匂いが立ち上り、上階でボトリングされたカバが壁沿いに設置された樋のような仕組みをがらがらと下ってくる様子と音、圧倒されました。
ワインを紹介する立場としては、そのワインが作られている情景もセットで知ってもらいたいなぁと思うのですが、なかなか難しいですね、特に日本に入ってきているアイテムがリーズナブルなレンジの場合は。ペネデスではとても由緒あるワイナリーなので、ぜひカバワイナリー巡りにはオンリストしたい場所です。
白は”スペインワイン会”としては番外編のハンガリーの白。でもこれ、ハンガリーの貴腐ワインの有名産地、トカイの”グランクリュ”格付けの畑で採れる白ぶどうマンドラス種を使ってベガシシリアが作る、「世界最高品質」の白ワイン、なんです。

輝きのある凝縮感の感じられるゴールドイエローの色合い。 完熟した果実の香り、火山性土壌由来のミネラリティに加えてハンガリーオーク新樽由来の香りが清々しい。 フルーティーで、かつコクのある味わい。果実味と酸のバランスがとれた厚みのある味わいは、ブルゴーニュの偉大な白ワインをも彷彿させる一方で、非常に「ユニーク」な個性を持ったワインです。 インポーターコメントより
この白、絶対買いです。コクと丸み、味わいの深さ、フィニッシュの長さ。メジャーな産地でないだけの破格値にびっくり(希望小売価格¥3,150)、楽天でかなり安く売っていました(販売ページ→「スペインの至宝」ベガ・シシリアが 異国ハンガリーで表現したもう一つの「ウニコ」 コクのあ…)
もしよければ試してみてくださいね!これは絶対アリですから。

それぞれ、グラス一杯ずつだったけれど、有意義なグラス一杯だった、ベガシシリア3兄弟。



この3本を一気に開けるところを見るのも壮観です、なんだかやってはいけないことを見ているみたいで(笑)
ワインを愛する人、スペインワインが好きな人の集まりで開けてもらったこのワインたちもきっと幸せだったはず!


用意していただいたタパスもとってもおいしかったです。
またビンテージを変えて”ベガ・シシリア”会、やってみたいなぁとおもいます、前回参加できなかった方たちもご一緒に。
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