こんにちは!北スペイン郷土料理研究家のEriko(@erikogreenspain ) です。
北スペインこそスロートラベル
スロートラベル。スペイン語ではViaje lento(スロートラベルの直訳)または、Viajes Slow(スローは英語)などと呼ばれ、サステナブルな旅の形の一つとして徐々にその名が浸透しつつあります。
スロートラベルとは、決められた厳密な基準などはなく、自分のペースで快適にゆったりと旅をすることを意味し、短い時間で目的地の見どころを詰め込むのではなく、訪れる場所を減らしながら一箇所にゆったりと滞在し、それぞれの場所の本質を真に体験することを提唱するものだそうです。

先日開催されたSpain TALKS(スペイン政府観光局(Turespaña)が主催する、サステナビリティと観光マネジメントをテーマにした国際カンファレンス・イベント)にて、このブログがスペインのサステナブル・ツーリズムに関する最優秀コンテンツ賞「アンバサダーアワード」をいただいたことをきっかけに、この「スロートラベル」という単語を意識するようになりました。

様々な観光地を巡り、混雑した人気レストランに並んで名物料理を食べる、これを否定する気持ちはありません。限られたお休みにせっかく遠くへ出かけたら、色々詰め込みたいのも心情。
実際に私は毎回北スペインへ行くたびに、かなりハードな行程を組んでいます。見たいものがたくさんあるからです。
ただいつも移動に疲れ、思うように行程が進まないことにイライラしているような気もします。いつも同じ場所に戻っては、ああ、また今回も時間が足りなかった・・・と帰国の日を迎えるのが当たり前になっていました。
派手な観光地ではない、美しい自然や美味しい食べ物、特有の文化が根付く北スペインこそ、スロートラベルというスタイルが合っている、改めてそう気付かされた今日この頃です。
今後のグリーンスペインプラスではスロートラベルをキーワードに、より上質で、北スペインをもっと深く満喫できる旅ができるような情報を収集していけたらと思います。

スペイン公式のスロートラベルを発見
スペイン観光局の公式サイトにも、「サステナブル」のジャンルの中で、Viaje slow(スロートラベル)、Planes sin prisa(ゆっくり過ごすプラン)といったキーワードで目的地やルートを紹介するページが複数ありました。
Planes para conectar con uno mismo en España

ページ内では、グランピングやエコホテルでの滞在のおすすめや、国立自然公園、トレッキングルートなどの紹介に加え、サンティアゴ巡礼の道、ワイン産地、中世の街並みが残る小さな村などが紹介されていました。
具体的な地名については、いわゆるTheスペインの見どころは皆無、どれも私大好物の「地味系(滋味系)」の名が並んでいました。北スペインだけではなく、スペイン全土のスローな目的地が書き出されています。
Anímate a viajar ‘slow’ y en temporada baja(オフシーズンにスローな旅をしませんか)では、冬でも美しいビーチや電車の旅などについて取り上げています。
北スペインは私は実は、秋〜冬こそ別格の美しさが見える季節だと思っています。曇天、雨、冷たい空気と聞くと、観光ではあまり望ましくないように思えますが、ガリシアの小さな村のどこか寂しげな街並みなどは、霧の中ではまるで映画に出てくるワンシーンのように荘厳な佇まいになります。

荷物は、春や夏が簡単なんですけどね・・・
Cittaslow: viaje a las ‘ciudades lentas’ de Españaでは、具体的にカタルーニャ、バスク、アンダルシアなどの「スローな町」を紹介しています。
これから増やしたい、スロートラベルの選択肢
行きたい場所に行く、欲張りに色々なことがしたい、見たいという旅を、きっとこれからもすると思います。
ただ、選択肢としてこれからはスロートラベルをテーマに、自分自身が心地よく過ごせる旅程を意識してみたいと思います。














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