オルディシアでは毎週水曜日に青空市場が開催されています。
5年ぶりのスペイン旅行が楽しみすぎて旅行中の1時間ごとの予定を立てたのに、旅行2日目で風邪を引いてしまい全体の30%も予定を消化できなかったEriko(@erikogreenspain ) です。またリベンジします。
オルディシアの市場へ
バスク、ギプスコア県オルディシア。サン・セバスティアンから南西に41kmの山間の街で、バスで1時間ほどで行けます。
美しい中世の街並みが残る旧市街では、毎週水曜に屋根付きの広場Plaza Nagusiaで市場が開催されます。
地元のみならず、バスクのプロの料理人たちも「土曜はトロサ、水曜はオルディシア」と口を揃えて言うそうです。(隣町のトロサでは毎週土曜に市場が開かれます)
オルディシアの市場の歴史
始まりは11世紀〜12世紀と言われている、土地の農産物を持ち寄る市場。
1512年に街が壊滅する大火事が起き、当時のカスティージャ女王フアナ(狂女フアナ)がこの惨劇に心を痛め、年を通じて毎週水曜日に自由市場を開催する王権を与えたことがこの市場に決定的な地位を与える始まりとなったと言われています。
長い年月を経て、1860年に鉄道が開通、オルディシアにも駅ができるとさらに市場は発展、1925年にはナグシア広場に屋根が設定され、今の姿に。
果物や地元の野菜、チーズ、子羊の肉などを扱う水曜の市場は、市場の見本として名前を馳せるようになりました。
オルディシア市場公式サイトより情報を引用しました。
オルディシアの市場に行ってきた
美しい中世の街並みの中、白い宮殿のような柱が立った広場が見えます。
壁にはバスク語でオルディシア市場を意味する「Ordizia Azoka」の文字。
到着した時間はすでに11時近くでしたが、まだまだ賑わいがありました。
バスクのチーズと言えば、の羊乳で作る「イディアサバルチーズ」の他にも、牛乳で作るチーズやブルーチーズなどが並んでいました。
チーズ好きにはたまらない市場です。味見もたくさんできました。
チーズは小さなポーションにカットをお願いして購入もできるので、パンとチーズを買って広場のベンチでかぶりつく、なんていうのもできます。
カットして真空パックされているセミハードのチーズはちょっと重いですがお土産にも◎
家の形の木のプレートが置いてあるブースは、バスク産の製品を売っている証明です。
バスクの地元産さくらんぼは、酸味ギュッと濃い懐かしいさくらんぼの味がしました。
今回この市場へ連れて行ってくれたお二方(ロベルト、マコト)、本当にありがとうございました!
水曜日なら、オルディシアへ
もしあなたのバスク滞在が水曜にかぶるなら、ぜひ!朝バスや電車に乗ってオルディシアへ行ってください。
サン・セバスティアンとはまた違う、内陸のバスクの美しさ、素朴さを目撃できると思います。
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