アヒージョやピンチョス、パエリアだけがスペイン料理じゃない!地味だけどネイティブが大好きな「そんなのあるんだ」的な地味スペイン料理、地味スペインタパスたちをどんどこご紹介していきます。
今日は「オリーブオイルのマグダレーナ」です。
オリーブオイルとスペインのお菓子
もともとはバター、ひまわりオイル、ラードなどがお菓子用油脂として使われてきたスペインですが、オリーブオイル生産が盛んな南、また地中海沿岸でも、オリーブオイルをお菓子作りに適用するレシピが増えています。
ヘルシーかつ、独特な風味を加え、味わいや口当たりが軽くなるという利点もあり。お菓子に入れる油脂としてでなく、ドーナツなどの揚げ菓子の揚げ油としてオリーブオイルが使われることも増えています。
スペインのマグダレーナ(マドレーヌ)
マグダレーナは女性の名前で、フランス語ではマドレーヌ。マドレーヌといえばバターを使った香りの良い生地を貝殻の形を模した型に入れて焼く、フランス菓子のイメージが強いのですが、
スペインでも昔から愛されるポピュラーな焼き菓子です。
ルーツは諸説あれど、フランスのマドレーヌさんが作ったという話と、サンティアゴ巡礼のモチーフである貝殻を使って焼いた菓子をスペインのマグダレーナさんが巡礼者たちに配ったという話の二つが有力で、どちらかというとマグダレーナさんだったら良いな〜って思います、が、お菓子としてのマドレーヌが進化したのは間違いなくフランスでのことでしょう。
オリーブオイルのマグダレーナ/Magdalenas de aceite de oliva
スペインの朝食は、クッキーかマグダレーナに、カフェかコラカオを飲むというのが定番。
最近はヘルシー志向も高まり、品質の良いオリーブオイルをかけたトーストなどがバルでは人気、それでも寒い日なんかは特に、まだ暗い朝、ミルクを熱々にしたカフェにマグダレーナしみしみさせて食べる人口のが多いはず。
作り方がわかりやすいオリーブオイルのマグダレーナのレシピ動画はこちら
身近にあるオリーブオイルで作るマグダレーナはさっぱりしていてしつこくなく、朝食にぴったり。ぜひ〜
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