ガリシアの秘密のワイン文化「フランチョ」ってなあに?やばくない?

ガリシアを旅すると耳にする、秘密の場所「フランチョ」について調べてみました。

フランチョってなぁに?

Furancho(フランチョ)、それはガリシア州内に点在する、小さな個人経営のワイナリーまたはその所有者がワインを販売しつつ、タパスと一緒に提供する場所です。

元々は、シーズンごとのワインの余剰の在庫をさばくために始まった文化で、ワインの提供を開始する目印として月桂樹(ガリシア語でロウレイロ)の葉をドアに飾る風習があった頃から、田舎では「ロウレイロス」の古い呼び名が残っている地域もあるそうです。(現在はフランチョが優勢)

フランチョはどこにあるの?

ガリシア南部(ポンテベドラの海側、O SarnesやO Morrazo周辺)、ガリシア北部(ベタンソス周辺)に多くあると言われています。

フランチョで飲めるもの、食べられるもの

それぞれのフランチョの場所を提供しているワイナリーまたはその所有者のワインが楽しめて、さらに手作りのタパスなどがつまめます。

Tres vinos, una botella de agua, pimientos, zorza con patatas y pan. Para tres personas. Total, 16 euros. 

(ワイン3杯、お水ボトル1本、ピーマンの素揚げ、ソルサ(豚肉をパプリカパウダーで味付けし炒めたガリシア料理)とじゃがいも、パンを3人で食べて16ユーロ)

«Furanchos» con todas las de la ley

ガリシアはどこで(サンティアゴの中心でも)食事をしてもそのコスパの凄さに驚く満腹の国ですが、明らかにフランチョ、安いです。

フランチョって合法なの?

あくまでフランチョは、ワイナリーやその所有者が敷地内にゲストを招いてワインを提供し、それにちょっとおつまみを添えてどうぞ、というコンセプトなので、レストランやバルとしての登録がない場合もあります。

つまり飲食施設ではないため、飲食関連からは「同じ税金を払っていないからできる価格だ、違法だ」と煙たがられるグレーゾーンな営業スタイル、フランチョ。

現在は、アルコールを販売するバル・レストランとして登録し免許を取っているフランチョも増えているとのことですが・・

ガリシアの文化としてフランチョをなくす選択肢はないようで、現在はフランチョのための法整備の声も上がっているようです。

フランチョ情報はここでGet

これまで、どこにフランチョがあるかは地元民に尋ねるしかない、と言われてきたのですが、フランチョを検索できるサイト見つけました。やったね。

次回ガリシアに行った際には絶対いくつか行ってきます!

furancheiro.com

フランチョ案内あり!やっぱりエノツリスモ

フランチョ行きたいけど車もないし言葉もわからない!そんな方、ご安心を!

ワインのプロによるワイン観光なら、エノツリスモさんでご案内可能とのこと。ガリシアのコアなワイン処に安全に潜入する(笑)チャンス!!

エノツリスモさんについてはこちら↓

\\ みんなにシェアしてね//

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です