「地味スペイン料理」の世界:野菜クリーム

アヒージョやピンチョス、パエリアだけがスペイン料理じゃない!地味だけどネイティブが大好きな「そんなのあるんだ」的な地味スペイン料理、地味スペインタパスたちをどんどこご紹介していきます。

今日は「野菜クリーム」です。

スペインの野菜

スペインの野菜ってあまり日本ではイメージが薄いですが、各地美味しい地元野菜がたくさんあります。

有名どころをざっと挙げるとこんな感じ↓↓↓

ナバーラアスパラガス、アーティチョーク、ピキージョ・ピーマン、コゴジョ(小さいレタス)など
リオハレタス、トマト、カルド(アザミの茎)、グリーンピースなど
バスク青唐辛子、トマト、ゲルニカ・ピーマンなど
ガリシアパドロン・ピーマン、キャベツ、グレロ(カブの葉)、じゃがいもなど
カタルーニャレタス、カリフラワー、ズッキーニなど
ムルシアトマト、ナス、ビーツなど

原産地呼称の野菜もあり、スペイン野菜マップはこちらから↓PDFダウンロードできます。

スペインの野菜 原産地呼称マップ

野菜クリーム/Crema de verduras

スペインでランチを食べる際に、Menú del Día(日替わりランチコース)の前菜(一皿目)メニューに高い確率で入ってくる野菜のクリーム。

①火を入れた野菜を②まわしてピューレ状にし味つけたお料理

にんじんやかぼちゃやほうれん草、ズッキーニなどどんなお野菜が入っても良いのですが、ベースはじゃがいも玉ねぎまたはリーキ(長ネギの一種)が入るのがお約束。その3種だけでも作れます。

クリームと言いますが、生クリームや牛乳などは入りません。

野菜そのままの味わいだから、体に優しいです。スペインの重ため食事が続くときにホッとする味です。

季節に合わせて、きのこを入れても美味しいです。

香りの良いオリーブオイルを垂らして、塩を振るだけですごい美味しいご馳走になります。

ハモンとピコス(クラッカー)を入れたら立派なおかず

ポーチドエッグとローストした松の実を入れたもの。

チュピート(ショットグラス)スタイルもおしゃれ

ビーツとココナッツの野菜のクリーム、なんて可愛いレシピもあり。

ベースの野菜や、トッピングする具次第で、色々な色合い、味わい、季節感が出せる野菜のクリーム。おなかに優しいランチ一皿目だけでなく、少し塩を強めにしてカリカリパンを添えたらちゃんとワインにも合います。

スペインの食のプロによる野菜のクリームのレシピ動画はこちら

スペイン国内外の食全般(レシピ、食材研究、栄養学)などを網羅するメディアEl Comidistaの”完璧な”野菜クリームの作り方動画です。

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