チャコリワイナリー訪問

2013年9月ですが、チャコリワイナリーを2軒訪問しました。

気づけばもう2014年7月。さらさらと時が過ぎてしまいます。

最近蒸し暑くてチャコリがおいしい~!ので思い出を振り返ります。

チャコリとは?概要についてはこちら→Txakolí チャコリ

一軒目はチャコリ・デ・ゲタリアのBodega Santarba ボデガ・サンタルバ

ワイナリーの収穫時のビデオがきれいなので↓ぜひ見てください

チャコリ・サンタルバ 

ワイナリーはサンセバスチャンから西へ車で20分ほどのカンタブリア海に面する港町、美しい浜辺を有する小さな町オリオの丘の上にあります。

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バスク語で「注意!(気をつけて)」はKONTUZ!(コントゥス)

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緑色の風景に際立つピンク色の外観

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右側からオーナー、輸出エージェント、醸造家ふたり

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ワイナリーのテラスから見える、ブドウ畑とオリオの町並み

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畑は高棚式。湿度の高い海側バスクならではの栽培方法です。

2013年は夏前の長雨で生育が遅れ、9月下旬にもかかわらずまだ実が育っていませんでした。糖度も低く、強い酸味と青い味わい。

写真の赤品種はオンダラビ・ベルツァ、白品種はオンダラビ・スリ

赤チャコリは数回しか飲んだことがありませんが、オンダラビ・ベルツァの実の味わいはまさに記憶にある赤チャコリの味わい。(生木をかじるようなアクと、青い味わい)

本来は赤チャコリが主流だった1世紀以上も前に比べると、復興が進んでいるとはいえまだまだ赤ぶどうの生産はごく少ないそうです。

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ワイナリーが用意してくれていた軽食。アンチョビにエンサラディージャ・ルサ、チョリソーなどなど。自分で組み立てたオリジナルのピンチョスを片手に、隣のデポジット(ステンレスタンク)のある部屋を往復、デポジットから直接注がれるチャコリのさわやかなこと!

チャコリ・デ・ゲタリアの特徴であるぴりぴりと舌に心地よい微弱な泡は、ボデガス・サンタルバでは下記の要領で作られます。

収穫されたぶどうを空気圧でプレス(果実の損傷が抑えられ、雑味がでない)
10度の低温で発酵、アルコール度数が11度まで上がったら発酵を止めます。
このため微量のガスがとどまり、超微発泡のワインに。
ボトリング前に15日間、デポジットの温度を0度にし、液中の澱を沈めることで、ワインの風味に負担をかけず、よりフレッシュな味わいをキープします。

上記のように、チャコリ・デ・ゲタリアは度数が低く、微発泡が特徴。
そのため通常の白ワインとは違い、距離をつけてグラスへ注ぎこむことで液体が砕け、空気を触れ合うことで香りや味わいが開くといわれます。飲み口はよりさわやかになり、酸味が和らぎバランスの良い味わいに。

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鮮やかな緑に囲まれたワイナリーはぜひ夏に訪れるべし。泡立つ注ぎたてのチャコリとアンチョビ、たまりませんでした。

2軒目はところ変わってビスカイア県。ビルバオ中心地から北東へ車で30分ほど、こちらもカンタブリア海に面するバキオという風光明媚な町にあるワイナリー、ドニエネ・ゴロンドーナ。

チャコリワイナリー

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チャコリメーカーとしての創業は20年前ですが、1852年の文献に記されている歴史を持つ、古くからのチャコリ農家です。Theバスクな建物に、ミニサイズの醸造施設が納まっています。

畑は海抜200mほどの南側の水はけが良く日照に恵まれた斜面に位置しています。周りを囲む山が海風をブロックすることで、他チャコリ生産地よりも湿度が低いのが特徴。この気候の特徴が、ドニエネ・ゴロンドーナのしっかりとしたボディをつくるポイント。
ゲタリアのぶどうに比べ、果実(同品種)の糖度が高くなり、凝縮感が生まれます。

こういった特徴を生かし、ビスカイアのチャコリは発泡なし、骨格のしっかりした白ワインとなります。

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ドニエネ・ゴロンドーナは、ビスカイア県では唯一の蒸留器を所蔵、チャコリの蒸留酒を生産しているワイナリーでもあり、バスク語で「アパルドゥーネ」と呼ばれるスパークリングを生産しているちょっと変わったワイナリーです。
蒸留酒は200kgのぶどうの搾りかすから9L しか生産できない少量生産で、年間2000本/500mlの稀少生産。
アパルドゥーネはオンダラビ・スリ、ムネマチャの2品種を使用、瓶内二次発酵で1年半熟成させた一品。こちらも年間1500本のみの生産。

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お待ちかねの試飲タイムは中庭で。バスク生地のテーブルクロスにテンション上がります。

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まず頂いたのはオンダラビ・スリ主体他ムネマチャ9%、オンダラビ・ベルツァ3%、ソーヴィニヨン・ブラン2%、 ゲベルツトラミネール1%の、バスク文字がかわいいゴロンドーナ。
ミネラル感みずみずしい、柑橘系のさっぱりとした味わいながら、やはりゲタリアのものに比べると骨格、しっかりしています。

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こちらのワイナリーのメインワイン、ドニエネ。オンダラビ・スリ100%のチャコリです。
こちらは贅沢に垂直で頂きました(2010、2011、2012)

2010・・・夏が乾燥していたので熟した味わい。酸はしっかりあるが、蜜のような香り。
2011・・・夏が涼しく雨も多かったので、フルーティさは少ないが、酵母の香る落ち着いた味わい。
2012・・・夏が乾燥していたので、フルーティでとてもフローラル。

共通する味わいはやはりきれいな酸味。また、チャコリは「フレッシュありき!」と思っていた既成概念を覆す、2010の良い熟成感に驚きました。品質が良いからこそ、熟成にも向く!ということで

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ドニエネ 樽熟成。フレンチオークの新樽で発酵熟成させたチャコリの新境地です。チャコリの淡白な味わい、キレのある酸が樽の風味と相まって落ち着いた、すばらしい味わいでした。

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オンダラビ・ベルツァ100%の赤チャコリも。青みのあるすがすがしい味わいはこれぞ、バスクの味わい!

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アパルドゥーネ(瓶内二次発酵スパークリング)、これめちゃくちゃいいです。泡が細かく、チャコリ特有の酸しっかり、味わいはパイナップルを思わせるトロピカルなフルーティさが。お値段かなり張りますが、ぜひ日本に入ってほしい一本です!

そしてチャコリの搾りかすで作る自家製オルホも香り豊かでなめらかな口当たり。コクの感じられる優しい味わいに一同頭を下げましたね。
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小さなワイナリーで、チャコリ・デ・ビスカイアのプライドと情熱を静かに燃やす、イツィアールさん(女性)。

今はバスク土着の酵母の研究を進めているとか。

大注目のチャコリワイナリーです。

この日はぐりすぺ大好きな港町ゲタリアにも行けました。(過去記事はこちら→ゲタリア、雨の日

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チャコリ大満喫!バスクが誇る、地ぶどうのワイン、チャコリ。

最近は日本にも多く入ってきているので、これからの季節、ぜひ試してみてください。

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