スペインワイン100 No.6 アキロン

高橋ソムリエのスペインワイン100

AQUILON 2009

アキロン

セパージュ ガルナッチャ 100

D.O. Campo de Borja (カンポ・デ・ボルハ)

テイスティングコメント

紫がかった深いガーネット。ブラックチェリーのコンポートやリキュール、シナモンやブラックペッパーなどスパイス、ユーカリなどメントール、エスプレッソコーヒーなどロースト香などかなり複雑な構成。

アタックは驚くほど凝縮した果実味とその甘み、ボリュームのある迫力のタンニンとアルコール、そしてその構成をしっかりと支える酸が非常にダイナミックにバランスされている。

力強いフルボディーなストラクチャーはまさに”モダンスパニッシュ”の典型。そのスタイリッシュさは、カンポ デ ボルハ、そしてスペインワインの勢力地図を塗り替える。

エピソード

ペニンガイドで常に高得点を出し続けているワイン。Campo de Borja(カンポ・デ・ボルハ) というマイナーD.O.にして一際目立つ存在であったこの”AQUILON”は日本未輸入にして、流通数も少なく、テイスティングの機会もなかなか恵まれなかった。

作り手は、オーストラリアのカリスマ醸造家 クリス リングランド氏が手がける。”シラーズの神”の異名をとり、バロッサバレーのカルトワイン”スリー リバース”はパーカー100Pワイン。僕自身も好きなフミージャのカルトワイン”EL NIDO”も手がけるスペインワイン界の風雲児的な存在である。

今回テイスティングの機会があり、評判通りの素晴らしい味わい。スペインワインの範疇を超え、グローバルスタンダードさを感じた。しかしながら、どこかガルナッチャにシラーズの面影も感じたのは気のせいだろうか?

サービス

まず、デキャンタをおすすめします。まだまだ硬い印象があり、トップから開かせたいので強めにできれば、大振りなデキャンタでデキャンタージュを。

グラスもボルドー型の大振りなもので、温度は17度くらいでよいかと。

ジビエなど、コクと香りのあるお肉が最適です。アラゴンの料理で「山ウズラのチョコレートソース」がありますが、まさにうってつけでは。お肉の味やカカオの香り、まさにベストマリアージュです。

テクニカル

ガルナッチャ100

手摘みで収穫後、葡萄はすぐにワイナリーに運ばれ、小型開口発酵槽に入れられ、マストはバスケットプレスをする。マロラックティック発酵終了後、70%はフランス産新樽、30%はアメリカ産の樽に入れられ2年間熟成される。その後ノンフィルターで瓶詰される。

アルコール度数 16%

インポート情報

インポーター ミレジム

テイスティング情報は2009ヴィンテージによるものです。

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