スペインワイン100 No.4 クロス・エラスムス

高橋ソムリエのスペインワイン100

CLOS ERASMUS 08

クロス・エラスムス

セパージュ ガルナッチャ85% カベルネソーヴィニヨン15

D.O.Priorat(プリオラト)

ティスティングコメント

紫がかった深いガーネット。ダークチェリーやブラックベリーのコンポート、丁子やシナモン、黒胡椒などスパイス、インクや生肉など還元的な香り、エスプレッソや炭、ビターチョコレートなどロースト香、これらが非常に複雑に絡み合い、強烈なインパクト。アタックには非常に濃縮された果実味、溶け込んだタンニンと酸が絶妙なバランス。

アルコールのボリュームもありまさにフルボディーの赤ワインそのものである。アフターはその果実味が複雑な香りとともに長く舌に余韻として留まるような感じである。

エピソード

2004年ヴィンテージはついにパーカー100点満点!あまりパーカーポイントを信頼しない主義ですが、もともと注目されていてかのルネ・バルビエ(クロス モガドール)も絡んでいるワインだけに、さらに、女性醸造家ダフネ・グロリアンにも興味をそそられ、インデントでスペイン直輸入したワイン。2008年ヴィンテージでしたが、これがすばらしかったです。レルミータよりもインパクトがあり、今までのんだスペインワインのなかで、香りの複雑性、果実の凝縮度からいうと、テルマンシア、レミレス デ ガヌサとこれが御三家でした。(すべて、パーカー100です。(笑))。これぞ、スペインワインという感じで最高のプリオラートです。

サービス

大振りなボルドーグラスで。温度は16℃くらいがベスト。このワインは、出すシュチュエーション、タイミングにこだわりたいですね。やっぱり冬の寒い時期のとっておきのディナーで、飲む少し前に抜栓して、なるべく温度を上げておき、やはり、極上のコルデロアサード(子羊のオーブン焼き)やピチョン(鳩)、パト(鴨)などジビエ系のお肉のアサードと共に。できればレチャル(乳飲み子羊)が最高のマリアージュでしょう。

テクニカル

スペインカルトワインの象徴とも言えるこのクロ・エラスムスは、アルバロ・パラシオスによるレルミタ、セラー・マス・ドイシュと並ぶ、プリオラート三傑の1つ。醸造はダフネ・グロリアン女史。2haという極小の畑から生産されるクロ・エラスムスは年産たったの140ケースというから、極端に入手が困難なのも頷ける。

ブラックベリー、ミネラル、土、バニラの香り。巨大で筋肉質なこのワインは、重厚なミネラルと土のフレイバーを含み、大量のタンニンと、ナツメグやシナモン、黒胡椒といったスパイスの刺激が次々に襲いかかってくる。開墾が困難なプリオラートの荒れ地がもたらしたこのワインは、大地へと語りかける人の心と、大地の偉大な恵みの賜物。

インポート情報

インポーター 現在なし

*テイスティング情報 写真は2008ヴィンテージによるものです。

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