ポストレ(デザート)

クレーマカタラナだけじゃない!スペインの伝統デザート5選

ガリシア・ギティリスの奇跡のお菓子

スペインのデザートといえば、多くの日本のスペイン料理屋さんも提供しているクレーマ・カタラナが一番有名かもしれません。

仕事でも、個人的にも色々なスペイン料理屋さんに行きますが、日本のスペイン料理屋さんはコースで食べるレストラン業態よりも断然バル業態(お酒とおつまみ)が多いので、デザートに力を入れづらい環境になっていると思います。

また、創作系のデザートは数多くあれど、好みの「北スペインのトラディショナル」が食べられる場所は本当にわずか・・ということで、知名度ゼロ!でもおいしい!ぐりすぺがおすすめの、”北”スペインのデザートレシピ動画を厳選してまとめてみました。

北スペインは、緑が多い=酪農が盛ん=牛乳がおいしい+卵がおいしい→【結論】甘いものが美味しいため、スペイン中央から南のアラブの影響大全盛の重ためナッツ系菓子とはまた違う素朴な趣があるデザートが多いです。

へーこんなのが!ほー!と見ていただけたら嬉しいです。

クレーマカタラナだけじゃない!スペインの伝統デザート5選

1.フレイショロス Freixolos (アストゥリアス)

他にもアストゥリアスの地域によってフィシュエロス、フリシュエロスなどと呼ばれるほか、お隣ガリシア地方でもフィジョアス(Filloas)の名で呼ばれるクレープ菓子。主にカルナバル(謝肉祭)に食べられるデザートで、北スペインのお母さんの味。

材料は薄力粉、砂糖、塩、牛乳、卵(入らない場合も)が一般的、そのまま、または砂糖を振ったりクリームを挟んだりジャムをつけたりして食べます。ガリシア地方では粉を出汁や豚の血液で溶いて作るしょっぱいフィジョアスもあります。

元はフランス・ブルターニュ地方が発祥、諸説あれど、北スペインへはサンティアゴ巡礼の道を通って、またはケルト人移住の際に伝わったと言われています。

アストゥリアスのロス・オスコスにある宿が投稿した動画で、おばあちゃんが一言もしゃべらず、薪のストーブで、そして60年前におばあちゃんの旦那さんが作ったというフレイショロス専用の鉄のフライパンでもくもくと焼く動画を見つけました。絶対おいしいやつ。

レシピ&作り方動画はこちらで

2.ケサーダ・パシエガ Quesada Pasiega(カンタブリア)

カンタブリア南西に位置する地域パシエガで作られる牛乳と卵、薄力粉、砂糖を混ぜて焼くプリンのようなタルト。

カンタブリア地方と言えば、酪農!おいしいミルクで有名です。ケサーダは、フレッシュチーズを使って作るお菓子、という定義がある名前なのですが、カンタブリアで現在作られるケサーダは、チーズが入らないレシピが多いです。(チーズを入れるのもあります)

とはいえ、実はケサーダの原形はやはり、フレッシュチーズ(カッテージチーズのような、凝乳をしぼったもの)にはちみつなどを混ぜて焼いたもの、というのが14世紀ごろから料理本などに残っているようです。

そこから徐々に形を変え、19世紀後半ごろからは牛乳、卵、砂糖、薄力粉、凝乳(またはヨーグルト)を混ぜ合わせて焼くレシピで定着したと言われています。

下記動画は、はっきり言って、ださいおじさんが作っている動画なのですが、タイトルも「おばあちゃんのレシピ」ということで好感ありつつ、そして工程も一番わかりやすく(たまに余計な挿入映像でてきますが)、まぁ明るいおじさんということで勘弁してください。

詳しいレシピ(スペイン語)はこちらから

Quesada pasiega tradicional. Receta.(La cocina de la Abuela)

 

3.カーニャス・フリッタス Cañas fritas de O Carballiño(ガリシア)

カヌティージョ・フリットとも呼ばれる、筒状の揚げ生地にカスタードクリームを絞りいれたお菓子。

世界一のタコのガリシア風が食べられる村、オ・カルバジーニョで有名なお菓子です。村で有名なお菓子屋さんはLa confitería Cerviño(C/ Tomás Mosquera, 38 32500 O Carballiño)オ・カルバジーニョで4代続くお菓子屋さんです。

さくさくの揚げ生地に甘い卵クリーム、絶対美味しいやつですよね。

動画はスペインの有名料理研究家de rechupeteの、今どきなやつを。

詳しいレシピ(スペイン語)はこちらから

Cañas fritas de O Carballiño(De rechupete)

4.ゴシュア Goxua(バスク)

最近は表面を焦がしたチーズケーキが流行ったり、バスクのお菓子と言えば!のパステルバスコなどがありますが、よくある材料で簡単に作れる&バスク語で「甘い、美味しいもの」という意味がキャッチーなゴシュアをピックアップしてみました。

17世紀ごろから記述が残るパステルバスコに比べ、ゴシュアの発祥は1970年ごろのビトリアと、比較的新しいお菓子。

生クリーム、スポンジ、カスタードクリームを器に層状に盛り付けてカラメルソースを流したデザートです。

5.トルタ・デ・ギティリス Torta de maíz de Guitiríz (ガリシア)

ガリシア州ルーゴ県のギティリスという町発祥、とうもろこし粉を使ったビスコッチョ(スポンジケーキ)。このケーキには伝説があります。

マリア様が乞食に姿をやつしギティリスの家々に一夜の寝床を探して頼んで回るも次々に断られ、唯一招き入れてくれた家には貧しい家族が暮らしていました。貧しい家には子供がいましたが、子供が食べるものもない状態、マリア様は、かまどに残った灰をかためてケーキを作るように家の女性に頼みました。灰をかためると奇跡によってとうもろこしのケーキに形を変え、これがギティリスで作られた初めてのケーキになりました。翌日、洪水が去った後の町には、マリア様を助けた家以外の全ての家が流され、跡形もなくなっていました。

10 postres típicos de Galicia que no te puedes perder si haces el Camino de Santiago

ここまで紹介した中でもっとも古い起源をもつ、かまどの灰のケーキは、現在でもガリシアで愛されています。

こちらギティリスに行って食べてきました!

とうもろこしケーキ

詳しいレシピ(スペイン語)はこちら

TORTA DE MAÍZ DE GUITIRIZ

 

以上、おすすめの北スペインのデザート5選!をご紹介しました。

全部茶色いな・・そして粉と砂糖と卵でしたね・・フルーツとかどこへ?(笑)

でもこんな素朴なお菓子たちが、食後のコーヒーやリキュールと合うんです!

現地でもまた色々探してきます!



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