ガリシア

オウレンセの景色

オウレンセ ガリシア スペイン

ガリシア、オウレンセの景色



オウレンセはガリシア州南部、ポルトガルとの国境近くに位置し、ガリシア州内ではビーゴ、ア・コルーニャに次ぐ人口規模(約10万人)の都市です。

2016年11月、オウレンセを訪れました。

サンティアゴ・デ・コンポステラから高速列車で約1時間、オウレンセ駅から車で5分ほどで旧市街に入れます。

内陸ならではの素朴でパワフルな料理とリベイロの素朴で純朴な味わいのワインが飲めて、水が美味しく、パンが美味しく、雄大なミニョ川を眺めながら温泉に浸かることができるおすすめの街です。

オウレンセ

旧市街を少し入ると・・暖かそうな湯気が上がっています・・!

温泉の街・オウレンセ

オウレンセ

温泉はTermas(テルマス)と言います。オウレンセには旧市街に一か所、また郊外に多くの温泉地があります。

2000年以上前からお湯が沸く、スペインの文化遺産ともなっている歴史ある泉、As Burgas(アス・ブルガス)

オウレンセ 温泉

19世紀に建築されたLa burga de abaixo(下のブルガス)、他にLa burga de arriba(上のブルガス、こちらは17世紀)もあり

源泉(60~67度)は、街の人がコップを持って飲んだり、ペットボトルに汲んだりしていました。

アルカリ性の泉質で、皮膚疾患全般(特に皮膚のかゆみなど)に効能があるといいます。

As Burgasはガリシア語のこの泉の名称ですが、諸説あるものの、ラテン語で「電池」を意味するburcaが有力とされており、ローマ人が疲れをとるためのスパとして利用したことが由来と言われています。

また、ケルト語で「熱い」を意味するberuが語源とも言われ、特定できてはいません。

雨水が大地にしみ、天然のフィルターを通って地底約2㎞ほどまで降り、地底熱で温められてその後地上に湧き出します。

オウレンセ 

上の丸には旧市街の地図、下の丸には温泉スポットの地図

こちらの旧市街にある温泉は、泉から湧く温泉を使用したPISCINA TERMAL AS BURGAS(アス・ブルガス温泉プール)といいます。

オウレンセ 温泉

オウレンセ 温泉

かすれてて見えない

オウレンセ 温泉

オウレンセ 温泉

けっこう広い。夕方には地元の人たちが多く入浴していました。お湯は37度程度に調整されているとのこと、ぬるめなのでゆっくり入れるかもですね。(冬には寒いかも・・)

オウレンセ 温泉

歴史が書いてあるのですがガリシア語なのでまた時間あるとき訳します、ローマ時代から湧いていることはたしか・・

オウレンセ 温泉

写真右側の水色の部分シャワーとロッカールームあり。水着もちろん着用です。

夜はライトアップされるのでロマンチック・・!

http://www.termasourense.com/ より

http://www.termasourense.com/ より

”ブルガスの街”とも呼ばれるオウレンセは、温泉が主役の街です。

旧市街から3kmほどに位置する温泉場、Outariz(オウタリス)にも行ってみました。

マジョール広場から、オウタリス温泉場への無料巡回バスが出ていますが1時間に1本程度、今回はタクシーで。12ユーロ程度で着きました。

街側からオウタリスへミニョ川を渡る橋

ミニョ川

ミニョ川

橋を渡るとすぐ、露天風呂風に作られた温泉プールが川沿いに並んでいます。

入浴者がいて写真は禁止だったのですが、ミニョ川を見ながら浸かる温泉最高だったので、ぜひオウレンセに行かれる際はおすすめします。

オウレンセ 温泉

http://www.termasourense.com/pozas-outariz より

ちなみに、このOutariz温泉場の屋外浴場はすべて無料で入れます。橋を降りたすぐに更衣室もあり、鍵がかけられるロッカーもあり。(1ユーロ入れて、あとで戻ってくるタイプ)

水着は、ラッシュガードなど着用は禁止、女性はみんなビキニか、男性もショートパンツで入っていました。温泉はミニョ川に沿って点在しているので、おすすめはロッカーに貴重品(鍵がかけられるとはいえ、信用しないほうがいいですが)を入れ、ビーチサンダル、タオル、ワンピースなどを持って、回ったほうがいいです。そこかしこにベンチがあるので、タオルなどはそこに置いて入浴し、上がったら身に着けて次のスポットへ行く感じで。

また、入浴前には必ず浴場に併設されているシャワーを浴びてから。

私たちは夜に行ったのであまりスポットを移動できませんでした。(下記地図の左側の橋のたもと周辺のみ)残念。

オウレンセ 温泉

http://www.termasoutariz.com/loc_mapa.html より

また、地図左の橋を降りて右へ上った(オレンジ色の建物がある)ところは有料のスパになっていて、日本の温泉をモチーフにした露天風呂に入れます(こちらは有料)

オウレンセ 温泉
バルも併設していて、帰りのタクシーを呼びたいときはカウンターで頼むと番号を書いた紙をくれます。(街中へ戻るバス乗り場も近いので、急がなければバスを待っても。)

日本モチーフということで、変なところに変な和訳があるバルのメニュー

オウレンセ 温泉

バルは屋外のテラス席もあるので、温泉に浸かってゆっくりリラックスして、テラスでビールが最高です。

オウレンセ 温泉

テラス席の柵越しには、有料の露天風呂が見下ろせます。

オウレンセ 温泉

温泉マーク入り、巡礼路オマージュの石

まだまだ郊外の温泉もたくさんあるので、巡りたいですね、次回は。



オウレンセの市場

街に戻り、ブルガスの泉の真裏にある、オウレンセの市場。

場外にも花屋さんや八百屋さんが多く軒を連ねています。

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一階は肉やチーズなど、地下が魚・野菜などのお店が並んでいます。

見たことのない腸詰がたくさん並んでいたお肉屋さんに声をかけてみました。

玉ねぎがたくさん入ったチョリソ

玉ねぎがたくさん入ったチョリソ、Chorizo de cebolla

オウレンセ 食

Androlla(アンドロジャ)という、アドボにしたバラ肉を腸に詰めたオウレンセ特有の腸詰

IMG_2057

お肉屋さんのご主人に、コシード・ガジェゴ(ガリシア風煮込み)の作り方や欠かせない材料などについて詳しく教えてもらいました!

ご主人の好みは豚耳をたっぷり入れること。チョリソーやラコン(豚のすねの塩漬け)にキャベツ、グレロス(カブの一種、葉の部分を食べる)、ガルバンソ豆またはインゲン豆を柔らかく茹でること。
そして、「ウント」がコシード・ガジェゴの味わいを作るポイントだとか。

オウレンセ 食

Unto(ウント):ガリシアのコシードやスープには欠かせない、豚の脂身をロール状にし、3か月ほど熟成させたもの。

同行のシェフたちはここでしか買えないガリシア内陸の腸詰に興奮、けっこう買い込んでました・・(すごく安かった!!)

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親切にたくさん教えてくれたご主人、ありがとうございます!

IMG_2063

お肉屋さんからぐるっと一周した裏側に、なんとも手作り感のあるチーズが並んでいるのを発見しました。

こちらでも店主のおばさんにいろいろ質問。こちらは完全手作り、非加熱の生乳で作る地元産のフレッシュチーズでした。その名も、ガリシアの伝統のチーズ「Queixo do Angel」(天使のチーズ)

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200gだけカットしてもらいました、もちもち、超ミルキー。こんなにミルクの味が濃厚なチーズは初めて食べました。

オウレンセ チーズ

ガリシア オウレンセ チーズ

工場で生産しているチーズと違い、表面に蝋などつけていないので、皮まで一緒に食べられます。

たぶん1ユーロくらいだった、この天使のチーズのためだけにでも、オウレンセに住みたい・・!

オウレンセ 市場

市場外の八百屋さん、☝の写真は豆や根菜類、あと野菜の種も売っていました。

オウレンセ 市場

道を挟んで向かいの八百屋さんはみずみずしい野菜がいっぱい。

変わった形のキャベツがあったので、写真を撮ってもいいかおじさんに尋ねると、

「肖像権があるから駄目だ!・・とか言わないよ~笑」で早朝からずっこけて和みました。

オウレンセ 市場

オウレンセは、原産地呼称のパン・Pan de Cea(パン・デ・セア)のセア村が近いことから、市場ではこのパンが買えると聞いていたので、八百屋さんに尋ねると・・

八百屋さんの並びにあるPan Empanadas Pilar(パン・エンパナーダス・ピラール)で取り扱っていること判明!

オウレンセ 市場外のパン屋さん

買えました~!皮がっりがり、でも中がもっちもち、このパンについてはまた別に書きます。先に買ったチーズをパン・デ・セアが朝食、最高でした。

Pan de cea

Pan de Cea

オウレンセのおすすめバル

オウレンセ おすすめバル

オウレンセ おすすめバル Porta da Aira

このバルをお勧めしてくれたのは、リベイロのワイナリーのラガール・ド・メレンスのオーナー、ホセさん。もちろんメレンスを頂きます!(リベイロの景色参照)

オウレンセ バル

オウレンセ バル

ナイフが刺さってきたのは・・・・

天使のチーズ!そしてかごに入っているのはもちろん、パン・デ・セア!

チーズをバターのようにパンに塗って食べます。

天国!

ガリシア オウレンセ チーズ

このプレゼン日本でも誰かやってー!

このバルで絶対おすすめ、とホセさんが言っていたHuevo Roto(揚げたじゃがいもと焼いた卵の料理)、頼んだら、卵は添え物で、なんか肉がすごい!いや、卵がメインなんですけどね、たぶん。

肉はもちろんガリシア牛です。

天国!

オウレンセ バル

そしてこちらもホセさんが絶賛、オウレンセで一番おいしい!と言っていたフラン(プリン)と、チーズケーキ。

もう人生で一番おいしい!たまご!濃い!

天国!

オウレンセ バル

オウレンセには、Calle de vinos(ワイン通り)と呼ばれる並行して並ぶ、バルが密集した二本の通りがあります。(地図はhttp://www.ourenses.com/よりこちら

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オウレンセ バル

ずっと混んでた人気バル、食べ物やワインは普通でした。

オウレンセ バル

しっかりガリシア料理が食べられるお店も

カクテルメインのバーや遅くまでやっているアイスクリーム屋さんなども。

とにかくどこもかしこも、本当にみんな感じがいい!!!

とっても優しくて、謙虚さがあって、本当に感じがいい! 住みたい!

オウレンセ 旧市街

オウレンセの小さくてかわいいマジョール広場

オウレンセの小さくてかわいいマジョール広場

オウレンセ マジョール広場

マジョール広場でたたずむエスタシオンシェフを最後に、オウレンセの景色を締めます。

時間がなくてほんの少ししか知ることができなかったけど、惚れました、オウレンセ。

次はオルッホ巡りもやりたいし、オウレンセで有名なお菓子屋さんにも行きたいし、ただ、旧市街をぶらぶらして、たくさんのお店と出会いたい。

 

あっ、締めようとして大切な一枚忘れてました。

オウレンセに滞在した四日間通った宿の目の前のバル。

一日目から優しかったけど、二日目からお菓子つけてくれたおじさん。お店の外を通ると手を振ってくれたおじさん。

タパスとかワインとか飲むバルじゃなくて、朝7時から20時くらいまで、殺風景な店内にテレビがついてて、宝くじ売ってて、近所のおじさんたちがぼーっとカフェ飲んでて、表面べたべたのクロワッサンとかが食べれるバル。

理想的でした。

オウレンセ バル

オウレンセ、もっともっと知りたくなる、美しい、素朴な街でした。

おしまい



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